腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

BLゲーム 神学校 The Gift 感想 ネタバレ フルコンプしました

じゃかしいいいいいッ!

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『神学校 The Gift』ようやくフルコンプしました。

『神学校-Noli me tangere-』のファンディスクとなり、本編のエンド後を描いた物語や様々なミニゲームが収録されています。神学校好きな人には、まさに『贈りもの』となるタイトルですね。 

本編が、がっつりシリアスモードなのに対し、『The Gift』はギャグ風味。

まぁ、本編にはそうしたが全くと言っていいほど無かったので、また違った神学校を楽しめました。というか、笑い過ぎてお腹痛い。


基本は『すごろく』から、お目当てのキャラを選んでスタートですね。

話の流れとしては…。

お相手となるキャラとケンカしてしまい、仲直りを目的にゲームを進めていくことになります。💛マスに止まって仲直りのイベントを繰り返すという感じ。

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💛マスに止まれなくても、❓マークでお助け的なカードが拾えるので、うまく使ってゴールを目指せばいいんですけどね。この『すごろく』がもう完全にピルスラ節が炸裂してるというか。

そんなワケで、普段とても温和なセシルがトップ画像のように激しく怒ったりしてます(・∀・)ニッコリ

どのキャラの話も面白くて選ぶのが難しいのですが、オーガスト神父は色んな意味でかなりの破壊力を持ってましたね。

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仲直りイベントでキスシーンもありますが、ここでは☝のようにおちゃらけてはいませんよ。クチでは拒むマイケルですが、身体はそうではない模様。思わず本編の情事を思い出してしまった。

このキスシーンは興奮した!

 


それと『すごろく』でミニゲームのマスに止まると、ショップで本を買うために必要なお金が入手できます。

最初の内は、意識してミニゲームの枠に止まって貯めていきました。これがちょっとめんどくさかった。

1キャラに対して数回周回することになるので、ある程度貯まってきたら、時々やるくらいで全ての本が買えるようになります。

ここで読める本は、各キャラの本編GOODエンド後の話。ちょっと短いような気もしますが、エロが多くて驚きです!そうした要望が多かったのかな?

それとメインキャラ以外の本も読めるのですが、これがすごく良かったー!

1.ジャック
2.オーガスト&ラザラス
3.ロバート×ジョシュア

ここまですべての本をお買い上げして読み終わると、また別の新しい本が読めるようになります。ネタバレになるので、これについては『続きを読む』の中にしまっておきます。



あとね。『フルコンプ』までは結構骨が折れました。以下、コンプに苦労したイベント3つ紹介。

 

1.元校長のBADエンド

『すごろく』にはBADエンドもあり、これがスチルとシーン登録ありなんですよ。なのでコンプまで遊ぶなら避けては通れない。神学校からいなくなったはずの校長が、このThe Giftではかなり出張ってきます。

相変わらずお尻が大好きなようです。

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2.ノーマルイベント回収

 『すごろく』で何もないマスに止まると、ノーマルイベントが発生します。これ完全にランダムなので、お目当てのイベントが出るまでは『すごろく』を周回。

続きものがあったり、他キャラにちなんだアイテムを拾い💛マスに止まると「お邪魔イベント」が発生します。このアイテムも、なかなか出ないものがあって苦労しました。

 

3.タイピングゲーム『神打』

これが1番鬼門かと。

コンテンツの一種に『神打』と呼ばれるタイピングゲームがあるんですが、スチルやシーンを100%にするには『神打』で20万点というスコアが必要になります。

タイピング自体は恐らく誰でもクリアはできると思うレベルです。ただ何度も繰り返すことになるので、根気がないと厳しいかも。

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ただしここのご褒美は、美形の校長なので、やるしかないやん。6万⇒12万⇒20万で、3回ご褒美。『Stories』から読めます。

校長、美形にはなったけど中身はアレなので本質は変わってません。自らの美しさにだいぶ酔いしれているようで、相変わらず残念な人です。美形になってもならなくても、セディちゃんは笑要員でしたw

全体のボリュームとしては少な目かと思いますが、遊んでみて満足度は結構ありましたね。エロ増量・サブキャラの話・美形の校長などなど。見どころがたくさんありますので、色んな神学校を満喫できました。

ただメインキャラに関しては、やや物足りないような感じもしたけど、本編でキレイに終わっていので仕方ないかな?という印象。でも萌えはあったので満足です。

次回は『神学番長』をやってみたいと思います。


極力ネタバレしないようゲーム内容と感想を載せましたが、この先は完全にバレなので、大丈夫な方のみ進んでください。

 

カインの印(アベル) 

『Stories』の本をすべて読み終えるとアベルの『カインの印』が読めるようになります。これを読めただけでも『The Gift』をやる価値はあったと思います。

アベル。見た目はキレイでとても可愛らしい少年なんですが、正直苦手だったんですよ。本編から恵まれない環境で育ってきたのは知っていたんですが、あまりに可愛げなくて…。

この話では彼が両親に虐待されていたこと、そんな場所からどうにか逃げ出し聖ヨハネ神学校に来る様子が描かれています。

周りに信頼できる人間はなく、アベル自身の機転と身体だけを武器に、自らの居場所を得ることに成功しました。

そこで出会った秘密結社のリーダー、ルシフェル。中身はオーガスト神父なんですけどね。

学校の長期休暇で帰省しなければならなくなった際、『今度は君が思っているようなことにはならないよ。家に戻っても大丈夫』と言われます。

実際帰ってみると、アベルは両親からの虐待を免れることができました。それどころか、不思議な力によって逆に両親が体罰やら幻覚を見るはめに…。

アベルにとって、初めて自分を守ってくれたのがルシフェルだったんですね。これまでの出会ってきたどの大人とも違う。そして人間とは異質の存在であることも認識してます。

ルシフェルは単に彼のことを『使い魔』と称していましたが、いつか自分に振り向いてくれることを期待してその役割を喜んで受け入れてます。

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「そんなことはありえない」とわかっている。両親からの愛情が欲しかったアベルにとって、それを錯覚してしまうほどの出来事だったんですね。

アベルが本編で見せる、ルシフェルに対して異常ともとれる執着心。こうした経緯があったとわかってから、アベルへの見方が変わりました。

自分を愛して欲しかっただけ。そんな誰もが当たり前に思うことすらままならなかったアベルが、ただただ悲しい。

禁色(ロバート×ジョシュア)

『Stories』は他にロバート×ジョシュアが前編・後編あって、これも本当に良かったです。本編より少し幼い顔つきの2人。このジョシュアが本当に可愛くて…。

真っ直ぐで自分に素直なロバートと、育った環境から既に達観してる大人的なジョシュア。徐々に2人の仲が近づくにつれて、ジョシュアが苦悩してる姿が印象深い。

悩んで悩んで悩みぬいて、それでも最後は自分の気持ちに正直になるところがグッときました。

ファンディスクでないと、こういう話は収録するのが難しいと思うので、今回は『The Gift』をプレイできて嬉しく思います。

ピルスラさんには、またこうした骨太な作品を作って欲しいですね。

 

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