腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

BLゲーム オメガバンパイア Switch版 ネタバレ 感想1 大泉源馬ルート

オメガヴァンパイア Switch版始めました。

今回は公式で購入!

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PC版は2016年12月に発売されていますが、今回初めてのプレイとなります。というか、花梨さんのBL自体が初めてなんですよね。

PC版との違いは追加スチルがあるということですが、違いがわからないので比べられない…。なので完全新作!くらいの気持ちでプレイしてます。

よくPCからCSへの移植って、追加シナリオがあったり、新しく攻略キャラが増えたりとかってあるんですが…。

今回のSwitch版に関して言えば、描き下ろしのイベントスチル追加のみで、ちょっと寂しいですね。せめてジャケットくらいは、新しくしても良かったのでは??なんて思ってしまいます。

プロトタイプの公式サイト公開も遅く、最終的に店舗特典数もそれなりにあったようですが、なんせ告知が遅い。もうちょい早い段階から、盛り上げて欲しかったです。

 

オメガヴァンパイア - Switch

オメガヴァンパイア - Switch

 


さて。

私、オメガバース作品初めてなんですが、当初はこの設定についていかれるか心配でした。項を噛まれたら番になるとか、男性でも妊娠可能とか。

プレイしているうちに、なんとなく理解はできるのですが、時々「えっ、そういう設定なんだ!?」と思ったりはしましたね。

オメガバースはコミックでたまに見かけたことがあり、知ってはいたけど読んだことはありませんでした。男性同士だけに限った設定ではないけど、BLの新境地といったイメージですね。

 


今回1人攻略してみた全体的な感想としては、シリアス・笑い・萌え・燃えと、様々な要素がありとても楽しめました。

ただし。ほぼ主人公視点で進んでいくので、攻略キャラ以外の勢力が、このルートではどんな動きをしてるのかな?とか度々気になりました。

無いワケではないのですが、源馬・碧井・ハインリヒの三つ巴の思惑とか、刑一を巡ってどんな風に変化していくのか…とか、そのあたりがもうちょい見たかったなーと。

今回は源馬攻略しましたので、以下ネタバレの感想になります。

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大泉源馬

 

属性はαでヴァンパイア。人間とヴァンパイアの共存を掲げた『レッドクラン・ソサエティ』という組織のリーダー。

紳士です。

強く、優しく、時には厳しく。なんだか厳格な父親のような存在ですが、刑一からはいきなり「おじいちゃん」呼ばわりで笑ってしまった。

いやー、萌えました。
天然な刑一が堅物源馬を振り回します。

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刑一は幼い頃、ヴァンパイアに両親を殺害されている。ヴァンパイアという存在を憎んでいるハズなのに、なぜか源馬にはすぐに懐いていた印象。

碧井の研究所から逃げてきて、最終的には源馬のもとでお世話になるのですが。様子がおかしいからと既に眠りについた源馬の棺桶を断りもなしに開けるとか…。

 

デリカシーないって言われても、そりゃ仕方ないわ。

源馬見てたら、生きていた自分のじいちゃん思い出して、ポロポロ涙を流す刑一。眠りを妨げられたにも関わらず、最終的には「勝手にしろ」って。

このキスシーン、好き(*´ェ`*)

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もとは人間で、幕末時代にハインリヒによってヴァンパイアにされてしまった源馬。その昔は心を許した人もいたようですが、人間として死にたいからと源馬をおいて先立っている。

源馬の家は旗本の家系で、伝統のある家柄なんでしょうね。親族会議には必ず呼ばれていますが、親族からは忌み嫌われている。

刑一が源馬に連れられて、この親族会議に同席しているシーンがあるのですが。帰り際に親族の子供が源馬を慕って遊ぼうと話しかけてきます。

大泉の家を後にして、源馬の口から過去の話を聞くことになるんだけど、最後に「駆け寄ってきた子供達も2、30年後には、あの広間にいた連中と同じになっているかもしれない」って聞いて悲しくなりましたね。

実際、あの連中と同じなってしまったのを何度も繰り返し見てるんだろうなーって。

淡々と語られる昔の話だけど、どのくらい永い時を孤独に過ごして来たんだろうって考えると、やっぱり切ない。

源馬の性格からして、自分の願望よりも相手の意志を尊重してきたんでしょうね。

そして何よりこれまで経験しきてきた不幸を背負って欲しくないと思うから、自分の気持ちは殺してきたのかな。

でもこうした自制心が強い人ほど、枷が外れたらすごそう。なんて言ったらいいのか、一途って言うんですかね。刑一のことデリカシーないないって言うくせに、なんだか楽しそうだったし。

もう結構早い段階からお互い矢印出てるのがわかるので、後は何かきっかけがあればくっつくぞ!と思ってたら、まさかの刑一がアルファ化。人間(碧井)の血を吸ったことで完全にヴァンパイアとして覚醒したってわけですね。

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ゲーム冒頭で刑一が事故によって死にかけ、命を救う手段として使用された血液にヴァンパイアの真祖となる血が使われていたのだろうか。

それとも碧井の研究の成果として、刑一のレアブレッドが外的要因から変化を遂げたものなの?わからん。

しかも真祖って、元を辿ればヴァンパイアの親みたいなもんだよね??そりゃ、ハインリヒも敵わなくて当然だわな。

GOOD ENDは刑一がオメガである道を選び結ばれることになりますが、Switchが当然エロなしなので完全に消化不良。CSだから、仕方ないんですけどね。

これまでにも途中で、『多分ここ何かしらの濡れ場なんだろうな…』ってわかるんですけど、そのたびに私がおあずけ喰らって悶々としてました。

終盤、源馬と番になるシーンで『これから、お前は俺には絶対逆らえない…もう引き返せないと思って…覚悟を決めろ』は、源馬自身の覚悟でもあり、いつも冷静でいる彼の熱い部分が見えて「おお!」となりました。

源馬は大人の恋愛を楽しめる、そんなルートだったように思います。

源馬、良かった。BL的には王道だけど、こうした紳士な大人を本気にさせる恋って、やっぱりイイワ(*´∀`*)ポッ 



一方、刑一がオメガを完全に捨て去ったSAD END。

一緒に住んでいるオメガ属性の白狼が脅威となり、源馬を奪われないよう牽制するアルファ刑一。

フェロモンを出し続けるオメガが、アルファにとってどれだけ危険なのか身をもって知ることになる。

このフェロモンに当てられ、刑一が白狼と番になってしまわないかを心配する源馬っていう流れなんですが…。

これはこれで萌えた。

刑一・源馬がアルファ同士であるため番にはなれず。それでも互いが強く惹かれている状況です。どちらもオメガである白狼に奪われないよう、体を重ねて確かめ合っているのが、まさにSADですね。

というか、源馬ルートの白狼が不憫過ぎる。ずっと源馬ひとすじなのがわかるので…。

 

 

一度クリアすると見れる追加シナリオ。刑一、谷、白狼、不渡、豪沢、林の6人で外人墓地にて肝試し。

これは笑った。外人墓地奥にある柳の木には伝説があって。その下で24時ちょうどに告白したカップルは永遠に結ばれるとか、爆笑。さりげなく谷から「桜じゃないんだな」とツッコミが入る。

谷、おまい。
ときメモやってのんな。

白狼が、刑一と谷をくっつけようと画策しますが、結局は失敗に終わる。挙げ句の果てに大切な源馬の写真が入ったパスケースの中身を全て落としてしまう。

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後に源馬と渋沢が墓参りの際にコレを拾いますが、その中にシャワーを浴びてる写真まであって衝撃を受ける源馬。ここ笑った。

白狼が源馬へ寄せる想いは凄まじい…。

ついでに言うと、豪沢のアホっぷりにも不渡から鋭い指摘が入ったりと、かなり面白いお話でした。

 

 

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Nintendo Switch オメガヴァンパイア - PROTOTYPE 公式ページ


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