BLゲーム 東京24区 タイガルート攻略したよ ネタバレ 感想
東京24区、我妻タイガの感想です。
感想前にちょっとだけ。
確か過去のCool-Bで、このゲームのボリュームについてメビウスよりもやや多めと載っていたかと思うんですが…。
遊馬のGOOD・BAD終わらせた時、思っていたより1ルート丸々しては短いなと思ったんですよ。
と思ってたら、タイガが結構なボリュームだった。
しかもGOOD系エンドは2種類!
なぜ2種なのかは、話の流れでどちらに焦点を当てるかで変わるので納得です。これはプレイヤーにとっては嬉しい仕様でした。
我妻タイガ
テロ対策委員になるまでは共通だけど、タイガルートでは晟尋が大臣に任命されるんだね。いくら期間限定とは言え、大出世やん!
よって身辺警護のため警視庁公安部から派遣されてきたのがタイガでした。
ゲーム発売前からタイガは犬ポジションと大々的に公表されていたわけでありますが、正直なところここまでプッシュする必要があるのかと疑問に感じたこともありました。
ただゲームを終えた今ではわかる。
ここがタイガルートの本質だったからなんですね。
それにしても、其扇センセが非常にしたたかです。
遊馬のGOODエンドでも同じことを感じましたけど、これは私の想像を遥かに超えたしたたかさだと思います。
それではこれ以降ネタバレになりますので閲覧ご注意ください。
まずはじめに言っておきます。
タイガルート、非常に美味しい設定でございました。
主の命令に対し是非を問わずして忠義を尽くす犬と。その命令に自分の意思を通わせ行動を起こす犬。どちらのパターンも楽しめましたので満足です。
いやー、それにしても…
このワンコは最高だった!
もともと年下ワンコ攻め好きですけどね。主人に忠実過ぎるところとか、ご褒美ガマンしてるところとか。もうなんか色々たまらかった。
さて。
冒頭でもお伝えした通り、タイガのエンドは2つ。
エンディングの1つに、大臣晟尋に飼われた忠犬タイガの姿があります。これはこれでタイガが幸せそうなのでアリっちゃー、アリなんですが。
ある意味其扇センセのサディズムが、存分に発揮されたルートではないかと思います。
晟尋が自分に触らせることを我慢させ過ぎてタイガが暴走した話に大ウケ。ゲーム中の文章では『抱き潰された』とありましたが、晟尋曰く「本気で死ぬかと思った」に笑ってしまった。
タイガルートに限らず、今作の主人公は非常に頭がキレる。瞬時に相手から求められているものを察し、その場に必要な最善の答えを導くことができるっていうんですかね。
そしてこれまで無意識だったのが、最後は完全に自分が主としての資質があることに気づいて終わります。
この少し前のシーンで、晟尋がIAFのために作った超難度のセキュリティー構築案を総理に交渉しに行ってるんですが…。
自分がIAFのオープニングデモで現職自衛官を炙り出すために囮にされたこと。そしてテロ対策大臣の任命責任を理由に、相手に逃げ場を与えないような形で承諾を得ている。
全くスキがございません!
あの蓼丸のことを躊躇なく主従関係であると認識し、そばには絶対に裏切らない犬。最強のカードをそろえた晟尋の行く末を、もうちょっと見てみたいと思える。そんなエンディングでした。
そしてもう一方は、所謂HAPPYエンドというやつですね。タイガの生い立ちや、なぜ彼がこの仕事に就いたのかなどが明らかになっている。
こちらのルートでは、タイガは途中で別の潜入捜査のため晟尋の護衛から外されてしまう。
タイガの祖母がフラーシア人。つまりは外人で、タイガはクオーターということになるんですが、それを理由に単独かつ、場合によっては性交渉もアリな任務をさせられることになってしまいます。
潜入先はフラーシア人がやっているカフェバー。ただしカフェは表向きで、セックスドラッグの販売や偽造ナンバープレート等を売って生計を立てている。
爆破テロ事件の際使われていた車のナンバープレートも偽造品であったことから、テロ犯がここから入手している可能性があるのでは?
ということで、犯人に繋がる顧客リストを入手すべく、タイガの単独潜入捜査が始まるんですけど…。
なんと晟尋自らが、タイガの恋人役で登場!ゲイカップルを装い共に潜入捜査をすることになっちゃうんですよ。この展開にはビックリ。
タイガ上司の宮丘さん情報らしく、この件に関しては黙認してるってことだけど。
大胆すぎるw
この後成り行きで2人の痴話喧嘩シーンがあるんですけど、普段寡黙なタイガがいくら演技とは言えよく喋ってて、妙に新鮮でした。
忠犬タイガも可愛かったんですが、こっちのタイガも年相応っぽくてカワイイ(*´Д`)ポエッ
そしてこの潜入捜査をさせた上司が、既に偽造ナンバーを売っていたフラーシア人の弱みに付け込んで手をまわしていた事実が発覚!
しかもこの人、ガッツリタイガに色目を使ってきます。恐らく彼の弱みにつけ込んで性的行為を強要してくるだろうという予測のもと、これらが晟尋の逆鱗に触れてしまうわけですね。
あ、逆鱗に触れたっていうのは私の解釈です。
実際問題として、戸籍のないフラーシア人が日本で非常に弱い立場にあり、違法行為をしなければまともな生活ができません。
晟尋はそんな状況を憂い、彼らと実際に会って会話することで解決の糸口を模索していこうとするんですね。
弱き者には寄り添い、悪い奴には鉄槌が下る!ってやつです。
で、悪い奴に関してはもはや現場を押さえるしかないだろってことで、タイガが上司に「しゃぶれ」と命令された時ドアバッターン!
晟尋「そこまでです」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ここからは完全に晟尋無双でした。
うはー。この人が1番敵にまわしちゃいけない人かもしれん。しかも今回はいい具合にキレてましたねー。口調は冷静でしたが、静かにキレてるって感じ?
公安総務課長という立場を利用し、人の弱みにつけこんでやりたい放題でしたからね。そりゃ頭にもくるでしょうけど。
それでも晟尋がこれだけキレてた理由は、やっぱりタイガのことだと思うのです。
私欲でタイガを自分の護衛から外し、あまつさえ性的行為の対象にしようとしていたわけですよ。自分のものに手を出されるのは、そりゃムカつくよね。
にしても本来であれば、晟尋が公安の人事に介入するのは畑違いもいいところなんですが。それすらも超えてくるとは!
ただ晟尋の正義は素晴らしいと思うけど、ここまできて周りにいらぬ敵を作ってしまわないかちょっと不安も感じた。大丈夫??
エンディングに関しては、こちらの方が2人の関係がより自然な感じで好感持てたかな。
やっぱり愛だね、愛。
そして、なんとなくここでは顧客リストからテロ犯に繋がる話はないんだろうな…と予想していた通り、最終的に犯人像は見えてこなかった。これはラストの蓼丸までお預けかー。
蓼丸と言えば( ゚д゚)!
これまた随所で彼絡みのBAD踏みましたよ。
で、とあるシーン。
「好きな人が誰かに持ってかれたらどうする?」
其扇事務室で晟尋からこう問われていた場面があったんですが。
蓼丸「その人が自分にとって代えのきかない存在なら、取られる前に壊すかも」と回答いただきました。
はいはい、そういうところだよ。
たとえ話ふっておいて引くなよと言われましたが。それ、限りなく現実になりそうでマジ怖い。晟尋ドン引きしてましたが、無理もないわー。
怖い怖いと思ってたけど、ここまでくると晟尋大好きで仕方ないんだろうなと思えてきた。もはや怖い通り越して可愛く見えてくるマジック。
では、次は白洲さんにいってきます。
penkichi-201902.hatenablog.com
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