BLゲーム NO,THANK YOU!!!(ノーサン) ネタバレ感想 マキちゃん攻略したよ
やばい、マキちゃんラストで泣いた。
恐らく…
このシーンを最大限生かすには、やはりマキちゃんがマグロ状態であることが必要不可欠だったと思うの!!
マキちゃんは、ハルが勤めている店のマスター兼シェフです。
ハルがよく「省エネモード」とか言ってましたが、普段はほとんど喋らず何をするにも面倒くさがり屋な人。セリフは「…ん」くらいしか喋ってないw
マキちゃんの作る料理は最高に美味しいらしいのですが、喜怒哀楽が全くなくて何を考えているのかさっぱりトンチンカン。
この堅物をどうやってエロに持ち込むのか!
ゲーム中でもハルが散々頭を悩ませていましたが、私も「これは難儀な攻略対象だな…」というのが正直なところ。
そして今回は、共通ルートでも登場している暴力団幹部・東條龍也が大きく関係してきます。
ハルが初対面で東條を見て、色気のすごさに圧巻。「この髭の人はエロいから、フェロモン兄貴」と命名されている。
あのね。感想行く前にちょっとだけ言わせて欲しい。
私、東條の濡れ場も見たかった(ボソッ)
だってこのおっさん本当にエロいんだもん。もう存在しているだけでエロいわ。大和がよく変な気を起こさなかったなと感心するくらいにはエロい。
もう私、この記事でエロいしか言ってないよwww
それでは、これ以降はネタバレ!
いやー、それにしても今回はハル、頑張ったね。あの堅物マキちゃんを何度もめげずに誘ってて。
話は終わりの方にならないと動かないので、それまではマキちゃんとのセックスライフを楽しむぜー★
と、ノリノリで始めたものの。
拒否はされないけど、面倒だから早く済ませろって感じなので、なんか全然エロくない。
(。_。`)チーン
当然自分からは動かないのでマグロ状態。表情もほとんど変化なくて、ハルがイライラしている。しかも最初のセックスはほぼレイプに近いし。
でも、このイライラは楽しいセックスができないからじゃない。マキちゃんのもっと根底にあるものが原因なのだ。
色んな大事な物を「自分から投げ出してしまっている」、その姿勢にこそ腹が立って仕方がないハルなのです。
実はフェロモン兄貴こと、東條はマキちゃんの幼馴染。東條の他にもユウヤという幼馴染がいて、3人子供時代からの付き合いだったんですね。
マキちゃんは子供の頃一度日本を離れますが、また戻ってきました。ユウヤの父親が洋食屋を営んでおり、マキちゃんはそこで住み込みとして働いていたようです。
フェロモン兄貴の話だと、ユウヤは非常に面倒見のいい人だったようで、当時追われていたある女性を助けたようなんですね。
その女性を追ってきた奴らに、ユウヤ含め母・妹が殺されてしまいます。そのとき父とマキちゃんは出かけており被害はなかったのですが、3人の葬式を済ませた翌日父が自殺。
友人の昔話なのに、私このへんの話にかなり堪えた。
ユウヤの近くにいながら何もできなかったマキちゃん。
一方の東條はこのころから暴力団にいて、ユウヤの家とは疎遠になってしまっていたので、マキちゃんにとやかく言える立場でもなく。
マキちゃんと東條が古い知り合いであるにも関わらず、2人の間にある微妙な空気はコレだったのかと納得はできたのですが…。
マキちゃんの家庭環境もアレだけど、ノーサンの攻略キャラたちはみんな重い過去があってへこむ。
なのにこのあたりの説明は、淡々とテキストがさらーっと流れていくだけ。
ドライだわー。
特にマキちゃんは何事にも動じなくて、これまでどうやって感情をコントロールしてきたのかなって考えても全く想像つかない。
ハルとのセックスも、面倒そうにただ相手の言葉を受け入れるだけで中身がからっぽ。そんな感じがすごく辛かったですね。
この少し前。東條は身内に拉致されており、ハルたちの手でようやく救出できたものの、麻薬売買のケリをつけるために自分の組に戻ります。
戻れば恐らくそこで始末されてしまうとわかっていて行ってしまうのですが、それをつまらない意地で追いかけようとしないマキちゃんに腹を立てるハル。
この時のハルの叫びが本当に切ない!
マキちゃんはハルが欲しいもを全部持っていて。それがどんなに幸せなことなのか気づいてなくて。懸命に伝えようとするけど、伝わり切れないジレンマ。
東條は結局殺されてしまうんですけど…。なんだかこれはやるせない。
エンディングは全部で3つあるんだけど、そのうちの1つは東條生存ルートがあって欲しかったなー。あれだけハルが懸命にマキちゃんを説得してたから。
このルートでは、ハルがガチでやっても負けるかもしれないと思っていたマキちゃんとの直接対決もあってかなり燃えました。
ED3では、ここでまさかのセックス。
このシーン最高だった!
というか、ノーサンはエロシーン豊富なので同じお相手と何度もあるんですけどね。徐々にマキちゃんに変化の兆しが見えるのがわかってはいたんですよ!
でもやっぱりどこかマキちゃんが冷めてて、どうにも「マキちゃん100%じゃなだろ、コレ」的な感じだったんですよねー。
でもここは違ったんです。
マキちゃんからまさかのキスもあったし、貴重な笑顔も見れた。結構ガツガツいくシーンで激しかったんだけど。
もうエロさがどうとかではなくて!
初めて血の通った意思のあるセックスだったな、と思えたんですね。
もうぶっちゃけセックスシーンで感動って珍しくない!?
最後、別れ際にマキちゃんがハルの頭に手をポンと乗せて言ってくれたセリフ。
ここで涙腺崩壊した。
はー、ノーサンやばいわー。
なんだこのボブゲは。
はじめてやん、こんなの。
ちょっと最後に。
ハルがこれだけセックスに拘る理由についてちょっと考えてみたんですが。
最初はただこうした行為が好きなだけかと思ってたんですよ。だってすぐにお尻だのおっぱいだの触りたがるし。
まあ…これもあながち間違ってはいないでしょうけど。
人一倍『生』というものに執着しているのは、周回しててわかったんだけど。この『生』を1番強く感じられるのがセックスだったのかなー。
このときの人の感触・におい・刺激とか。生きているという証を一番強く感じることができる行為だから。
ハルの素性については、次回のおっさんの感想のときにまとめて載せようと思います。
↓↓ ノーサン おっさん攻略したよ ↓↓
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