BLゲーム NO,THANK YOU!!!(ノーサン) ネタバレ感想 おっさん攻略でほぼコンプ
ノーサン、おっさんまで攻略して終了です!
おっさんのエンド全て見ても、シナリオ・CGの達成率が100%にならなくて、このあともう一度全ルート通った。
CGは100%になったけど、シナリオ既読率は99%でギブ。
これが1番キツかった。
でもルート制限がないので、こうした仕様になるのは仕方ないか。これまで謎だった部分が、追加シナリオでいろいろ明らかになっていくので。
おっさんの感想いく前に、このゲームに関して全体的な感想を。
エロに関しては全体的に男性向けエロゲに近い雰囲気じゃないかね。
と言いつつ、エロゲとひとくちに言っても色んなのがあるから、一概には言えないんだけど。
エロシーンの描写がものすごくダイレクトアタックで、それはもうハルが相手の反応や身体(特にあの部分)を細かく観察してて、笑いながらプレイしてました。
とりあえずこれまでプレイしてきたボブゲとは、だいぶ毛色の違うタイトルだなーという印象が強いです。ハッピーと呼べるエンディングが1つもないのも然り。
話は終盤へいかないと大きく動かないのですが、あのハルのアホ明るい雰囲気のままエンドまでいってしまうと、最後の最後に心を抉られたような痛みがずっと尾を引いてしまう。
ただ…とあるエンドを迎えたその先に。
もしかしたら望みある未来があるのかもしれない…と思えるような描写で終わっているが救いか。
私が想像しているLOVEではなかったけど…。
仲間を愚直なまでに信じる一途さ。
危うい信頼から築いた確かな絆とか。
また時には慈しむような感情だったりと。
各エンディングを迎えたあとは、何かしらの感情があることに気づくことができる、そんなゲームだったように思います。
とにかく私のボブゲ概念を見事に打ち砕いてくれた貴重な作品でした。
システム周りも恐ろしく細かな設定ができて、音楽も本当に素晴らしかった。
そういえばノーサンの初回限定版はサントラついてたんだよね。私が買うときは既に初回版なくて通常版買ったんだけど。
サントラだけ発売して欲しいなー。部屋用BGMとして聴きたい。
今後の展開ですが。
同ブランドより2020年8月28日発売になる『Lkyt.』、これまでのボブゲで経験したことのない新たな衝撃を期待しつつ、発売を待とうと思います。
それでは、ここからおっさんの感想。
THE おっさんです。
どこから見ても、ガチムチなおっさん。
おっさんのエロシーン、果たして大丈夫なのか…(ドキドキ)こんな気持ちでプレイしていたのですが…。
ちょっ、なにこれ!
おっさん、めっちゃカワイイ♡
しかもエロいー!!
私、おっさんイケるわ!
マジで。
このルートやったら、いろんなおっさんを攻略できるおっさんオンリーなボブゲあったら、是非プレイしてみたいという新境地に至りました。
あ、勿論おっさん受けでね。⇐ここ大事
あんまりおっさんおっさん言ってるとアレだから、おじさまにしておく。
アダルティー満載のおじさまから、マダオ的なおじさま。どこか可愛らしいおじさまとか。魅力あるおじさまを是非とも攻略してみたい。
そんなボブゲないかなー。
ないよねー。
知ってた(^o^)
はい。ではここからネタバレですよー。
初回エロシーンではおっさんが酔いつぶれてしまい、そこへハルがいたずらするのがはじまり。いたずらされているのを、今はいない奥さんや息子と勘違いしたみたいです。
その後も何かとハルがおっさんのスキを狙っては、そうしたシーンへ持ち込んでいきます。
多分おっさん、ハルとこうしたことするの本意じゃないんですよね。ただイヤだからと言ってそう簡単には突っぱねることもできずにいる。
それはなんとなくわかってはいたんだけどさ。
マキちゃんのエロシーンが反応薄くて物足りなかったけど、おっさんはしっかり反応があって楽しいしカワイイ。
ハルもしきりにカワイイカワイイって言ってたけど、まさにソレ!
おっさんが「ホントはこんなことしちゃイカン」と思ってても、身体はしっかり反応している様子がツボったね。
しかし、いくらエロでは攻められているとは言え、ハルは自分の子供の年くらいなワケで…。ハルに接する様は、どこか父性を感じさせるようにも見える。
おっさんルートはこれが萌えポイントかと思う。
そして麻薬製造絡みで、ついにおっさんの目的がこのルートで明らかになる。
この興信所で請け負ってきた仕事は、何かとおっさん繋がりです。おっさんの目的は息子を探し出すこと。そしてハルがいる組織の壊滅だった。
そもそもハルは最初から目的があっておっさんに近づいている。これまで4人全て攻略してきたワケだけど、ひろし以外は皆気づいていたみたいだね。
最初はどういう目的でハルがやってきたのか疑心暗鬼で泳がせてみたものの、実際に一緒に過ごしていくうちに排除する対象ではなくなりつつ…。
ハルにも目的はあるけど、できればおっさんや仲間たちを傷つけたくない。
でもこの短い夏が終わる前に、ハルもやるべき仕事を片付け元いた場所へ帰っていく。それはどんなことがあっても変えられることではない。
本当はずっとこの店でみんなと過ごしていたいけど、最初からハルがその道を閉ざしてしまっているのが本当に切ない。
ハルがいる組織について。
借金返せなくなった人や、いなくなっても問題なさそうな人を連れてきて、人体実験した映像をDVD等にして売っている組織。
顧客は金持ちばかりで、そんなマニアの欲望を叶えるため人体改造も行い商売している。他は麻薬・武器の調達もやってて、あらゆる娯楽を客に提供。
その組織のトップがハルのじいちゃん。
そんなじいちゃんの血を引く孫でさえ、悪趣味な実験に付き合わされてきた。例えばデスゲーム。名前の通り、生き残りを賭けたゲーム。
生き残ったハルは『備品』からスタッフへ昇格し、今回の仕事は本社で扱う『メルト』という薬の製造方法を持ち帰ること。
それさえクリアできれば、この夏は好きなことをして過ごしていい。ハルが初めて経験する自由。でもこれが最初で最後の夏休みとなるのである。
そんな短い時を仲間と過ごしていくんだけど、いずれは自分も遠からず死ぬ時がやってくることがわかっている。
これまでどんな時でも自分が生き残る道を最優先してきたハルだけど、自分の命より大切なものが出来たら…。
その時もきっと躊躇うことはしないだろう。
周回していくと冒頭でこんな感じのテキストが入ります。
おっさんルート以外でハルが死んでしまうエンドもあるんですけど、これ読んじゃってるとめっちゃ刺さるわ。救いがなくて辛すぎる。
結局おっさんの息子はこの組織によって攫わているんですが、既にデスゲームでハルが殺してしまっているんですよ。ラストはおっさんにそのことを告げています。
おっさんは麻薬『メルト』を製造していましたが、ハルの組織へ流れていたためこの組織が相当潤っていたようです。
いずれはここへ致死量に至る純度の高い薬を流し、組織自体の壊滅を狙っていたようなんですね。
何年もかけて、自分だと悟られないようにじっくり復讐を狙っていたってことですよ。
でも組織はすでにおっさんにあたりをつけていたので、どうにかハルがそれをおっさんへ向かないよう工作してるんですよね。
ハルは人を殺す時、相手の急所を狙い一瞬のうちに終わらせます。
そんなハルが大好きなおっさんや仲間を守る為。そして組織を裏切る行為も許されない中。
おっさんを生かしたことで、いつかまた会える日がくることを楽しみにしている。ハルが最後に見せた表情とセリフが忘れられない。
対するおっさんも、命までは取られず生かされたというのに、またあの組織に関わろうとしている自分に憤慨する。
息子を奪われても、自身が傷つけられても、このままでいていいわけがない。生きている限り、組織に立ち向かう。そしてハルも奪い返す。
そしたらハルに一発喰らわせてやる。
最初から「選択肢なんてない」と諦めているハルに腹が立って仕方ないみたいです。
やばい、おっさんめっちゃいい奴。
涙出そう。
ラスト、ハルにボコボコにされてたけど、あそこまでやられてもハルのことを連れ戻そうとするおっさんに感動した。
多分おっさんも、何度もハルに助けられてるってわかっていると思うんですよ。
ここまでプレイしてて、私でさえハルの組織には敵わなそうって思うのに…。
形のない人間の感情や執念、もしくは意地だけで、「もしかしたら?」と思い描けてしまうラストが本当に心に残った。
これはどのキャラにも当てはまるかと思う。
これFDまでないのが悔やまれるなー。
あ、それとね。
おっさんSideで、フェロモン兄貴が生きている描写があった。そっかー、兄貴生きてたんだ。よかった、よかった。
あと最後にどうしても書き残しておきたい。
私が後で読み返したときに絶対笑うから。
エロ方面に関しては、やたら事細かい描写がありますが、的を得すぎててワロタ。ハルのアレに対する鋭い観察眼と表現方法が大ウケしたので記しておく。
ひろし:おひとり戦隊シコレンジャー
琉:妖怪オシャレちんちん。27歳であのちんぽはないわ
マキちゃん:冷凍マグロ人間巨砲マキちゃん
おっさん:ふてぶてしいと言っていい立派なちんぽ
私のブログ全年齢ゲームの感想もやってるから、できるだけR18表現は控えているようにはしてるんだけど。
これは稀にみる可笑しさなので、プレイ記念に記しておくことにする。
↓↓ 同ブランドの『Lkyt.』長流のネタバレ感想 ↓↓
penkichi-201902.hatenablog.com
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