腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

Switch ペーパーマリオ オリガミキング 最終回 最終決戦とちょっとした考察とか 感想 その7

最終回です。ネタバレしてるよ。
1番最後にゲーム全体の評価ありです。


…あれから。

クッパのとっておき戦船に乗り込み、一行はピーチ城へ。これまでのプレイスタイルからして簡単に行けないのは承知の上だよ、ドンと来い!

まずは何が来るか…。

来た!Σ(゜゜)

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オリーから差し向けられたのはカミヒコーキ部隊。
対して、それを迎え撃つマリオ。

クッパから主砲を命じられましたが、なんだかんだでマリオのことは頼りにしてんだね。

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すると画面周りがシューティング仕様に変化した。ええぇー。シューティングゲーム苦手なんだけど。と思いつつ弾を打ったら…。

ボムへい!!

うぉー、マジかー。
ここであのボムへいなのか。

やっぱり爆弾として使われる運命なんだ。

そもそも彼等の使命は最終的に爆発することだもんね。こうして最期を迎えることこそが、本来の姿なのかもしれない。

ということでバンバン打つでー!

 

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ここらでオリビアを救うため自らを爆破したボムへいのセリフが蘇ってきた。

「最後に大事な仲間を助けることができるなんて、ボムへい冥利に尽きるってもんす」

今ならあの時ボムへいが言った言葉の意味が分かる気がする(涙)

ペン吉、断然やる気が出たよ!



でもね。やる気が出ても苦手なものは苦手なのだ。道半ばでゲームオーバーになってしまった。ちーん。

ペン吉「…」

Sさんにバトンタッチして切り抜けた。



1度は敵船を沈めたものの、別方向から巨大なカミヒコーキが接近。そのままクッパ号の横腹に突き刺さり、ピーチ城を目前にすぐ下の火山へ墜落してしまう。

落ちた先は火口だった。ハリボテ兵が追い討ちをかけてきます。

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もうこのへんの演出がメチャ焦る。

 

周りは溶岩で茹だる暑さの中、大量のハリボテ兵に攻め込まれ今にも襲わそう。

やばい、逃げなきゃ!

なんとここでカメックが分身の魔法を使って敵を足止め!

食い止めるから早く行けって、なにこの超展開!?

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おまいの犠牲はムダにはしないぜ!⇐割とあっさりw

この先は足場が絶妙に変化してもたついてしまう。上から降ってくるパラシュートボムを避け必死の思いで上にいるクッパの元へ走る走る。

プギャー!

ところが今度はクッパJr.が足場を陥没させて、マリオへ伸びる敵兵を遮断。

ここはボクにまかせろ、早く行けって、おいー!!

。・゚・(´^`*)・゚・。

 

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いつだってワガママの自分勝手でカメックを困らせてきたあの坊ちゃんが、なんてこと。

一帯は溶岩で暑いけど、おまいの心意気も熱いわ!

断腸の思いでようやくクッパの元へたどり着く。足止めになった2匹は気がかりだけど、クッパは先へ向かうことを決断。

今はヤツらが後からくることを信じるのだ!
不屈のクッパ軍団は、そう簡単にやられないぞ!

うぉぉぉー!これなんかの映画かよ。



クッパ軍団、最高にイカすわ!



ペン吉、もうこのあたりで完全にオリガミキングの世界へ引き込まれた。

これまでも色んなゲームをしてきて敵と一時的に手を組むことはあったけど、こんなに胸を打つ演出は久しくなかった。

これ本当にマリオのゲームなんだよね。こんな人間臭いドラマ染みたマリオシリーズ初めてだよ。




船の主砲で無事ピーチ城へたどり着き、ピーチに会うことはできた。しかし彼女は無事であるものの、相変わらずオリガミのままです。

このカクカクピーチ姫ってなんか不気味で怖いんだよなー。

ピーチ城はオリーによってオリガミ城へ変化!

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毎度毎度思うけど、この城が変化する様子とか、映画観てるみたいでホントすごい。そしてこの城は、オリガミ職人が作った城と同じデザインだった。



いよいよラストダンジョン。

私が知りたいのは、なぜオリーがあれほどまでにキノピオを嫌い、オリガミが支配する国を作りたいのか。

ここまできたら彼と直接戦うしか方法はなさそうです。

城の中には勿論仕掛け要素はありますが、さほど難しくはない感触。

いよいよ最終決戦なんだという気持ちと、これまでいろんな仲間と冒険した思い出が走馬灯のように流れていく。



オリーの前にブンボー軍団とバトル。

勢いよく飛び出してきたのは、ホッチキスの姿をした王に忠実な番犬。ステージに出ると、観客席から「黒くてカッコイイ!」とか聞こえてきた。

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おまいらどっちの味方なんだよ。

最近は360℃パズル解くのが面倒で、お金払って応援してもらうことが多いんですけどね。観客席にいるキノピオは完全に観戦目的で楽しんでいる様子。

ホッチキスだけど、👇こんな感じで攻撃してくるんですよ。時にはガード失敗して針で地面に縫い付けられてしまう。

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ただ針が無くなると装填のため、口を大きくパカーンと大きく開きます。ここをカミの手で大ダメージを与えるって感じ。

残りのHPによって、装填する針の色が変わるんんだけど。これ、色が変わるたびに攻撃力が上がる仕様となっている。

ノーマルの銀色となり、私この金色で散々噛みつかれてゲームオーバーになった。



ラストはカミの手で叩いて終わりかと思ったら、へし折りまで決まって完全に息の根を止めた…。

うはー、ここまでやるのかー。

最後の「クゥ~ン」がちょっと切ないわ。

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思えばブンボー軍団は、いつもマリオに容赦なく倒されてきた。最初は笑って済ませてたけど、ここまでくるとマリオがほぼ表情を変えることなくトドメを刺す場面が恐怖でもある。



やってきました、ラスボスです。

オリーがいる部屋へやってきた。なんとピーチ姫がオリガミ城として折りなおされてしまっている。オリガミ化で洗脳され、更には城と一体化して動く自由すら奪われいる。

うわー、絵面的にわりと残酷じゃない?

切り刻んだペラペラを貼り付けたハリボテメットもやばいと思ったけど、これも負けず劣らず酷いわ。

これまでのペラペラへの仕打ちとかブンボー軍団の性格からして、1番の元凶であるオリーは相当こじらせちゃってるよね。

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そんなこじらせ王は、せっせとオリヅルを作り続けていた模様。

1000羽折ればどんな願いも叶う禁断のオリガミ千羽ヅルを折り続け、残り1枚となったところで今に至っている。

これを完成させて、全てのキノピオたちを白紙にすると言ってます。白紙って、つまり全てのキノピオを無に帰すってこと?怖っ!

オリーがここまでする理由とは一体なんなのか…。


ついにオリーから語られる驚きの真実。



👇オリーが職人に折られて怒った理由。

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ペン吉「…」


👇これを聞いて、私もオリビアと同じ反応だったw
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このへんについては、最後の方で語ろうと思います。


はい、ここからオリーと3連続バトルとなります。途中2回ほど死にました。

第1戦目は、オリーもカミとなって攻撃を仕掛けてきます。ヘアースタイルがオリー風でイカす。

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ここは相手の苦手とする属性のカミに変身して弱体化⇒攻撃という流れで、そんなに難しくはなかったのですが。



第2戦はTHE 相撲w

巨大化したオリーに対抗すべく、オリビアもついに本気を出してきた。クッパが大活躍!

私、ドッスンに潰されてゲームオーバーになった。

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問題が第3戦目ですよ。

最後の最後できちゃいました、魔方陣を揃えるパ・ズ・ル。

ここでパズルかよー。マジかー。
スクショを撮ってる余裕すらなかった。
ここでタイムオーバーでまたもや死亡。

お手上げなので、すぐに攻略見ちゃった。これパズル揃えている時に、オリーがちょっかい出してくるんですよ。

パズルしてる時にやられると、どこまで動かしたのかわからなくなってメチャ焦るんだけど。ただでさえ時間との戦いで必死なのに。

ジャマすんじゃねー!!(#`Д´)ノノ┻┻;:'、・゙

パズル魔方陣を揃えたら、職人から教わったハンマーになって兄上を叩く!

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兄上を落とす!

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負けた兄上は、わりとあっさり自分に非があったことを認めた。

お腹のあたりに書かれた文字を発見。オリビアから、職人がオリーに向けて書いたメッセージを知ることになる。

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禁断の千羽ヅルは、オリビアの手でオリー自身をツルに折り上げ、願いを叶えるのはオリビアに託された。


オリー、ここでオリガミとしての人生を終える。

ペン吉「…」


うわー、マジか。最後の最後でしか、まともな兄上は見れなかった。

せっかく兄妹らしいシーンが見れると思ったら、こんなにすぐに別れがやってくるとは…。

リビアが「兄上ー!」って叫んでるの辛すぎるわ。言葉が見つからない。




そして彼女は職人からツルの折り方を教えてもらい願いを唱えます。

 

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オリガミ城含め、全てのオリガミがツルになる。

リビアの願いによってオリガミ城はなくなり、もとあった場所にピーチ城が復元。ピーチも戻ってきた。

これはハッピーエンドなんだよね?

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でもなんでだろう。


どこかポッカリと穴が開いてしまったような物悲しい気分なんだけど。

だって、もうあのオリビアはいない。

彼女が叶えたかった願いを叶えてしまったから…。

リビアもオリーに折ってもらったんだよね?
自分も消えるの承知でお願いしたんだよね??

 

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オリガミ祭りが再開され、職人が作ったオリガミ城が展示される中。

ずっとオリビアと共に戦ってきたマリオは何を思ったのかな。

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えー、こんな終わり方なんだ…。

エンディング直後はしばらく何も考えられなかった。


ものすごく切ない。
楽しかったと思う前に、ただ切ない。


ゲームの中ではうまいこと事件が解決しましたけど。私の中では、オリビアがいなくなってしまったことが、かなり尾を引いてしまっている。

それだけ一緒に冒険するのが楽しかったんですよ。いろんな出来事に一喜一憂し、これまでの経験から彼女が成長していく姿を見るのが微笑ましくて。




オリーが暴走した理由については、当事者ではない私には「えっ、これが理由なの?」と思いましたけど…。

オリガミとしての誇りを傷つけられたと思い込んだ彼には、メモにされたことが耐え難い程のことだったんでしょう。

オリガミ職人の思いが伝わらなかったのも不幸でしたが、命を与えられてすぐに自身を否定されたとなれば、怒りの感情に押しつぶされてしまうのも仕方がないことだと思うのです。



そしてオリビアは偶然にもマリオとの出会いがありましたが、オリーは独り。

オリーは妹を作るも失敗し、本来仲間となるはずのブンボー軍団は基本彼の言いなりだからマリオとはまたポジションは違ってきますし。

せめてもの救いは、オリーのいのちオリした妹が、彼と同じ思考にならずに生まれたことか。


兄妹といえど誕生してすぐに大きな価値観の違いが出てしまっているので、この時点で妹の声は届かないだろうねぇ。

まあ、さすがに顔が全部同じだから全てのキノピオが憎いっていうのは、随分なこじれ具合ですが…。

私としては。

実はもっと壮大で、とんでもない理由の上で荒ぶっているのかと思っていたんですが、意外にシンプルだったなという印象です。




ただこれだけは言える。

結局オリガミキングの世界観は、最初から最後まで一貫してた。

 

何かを得るには何かを失う。


まさかマリオのゲームでここまで深く考えさせられるとは思っていませんでしたよ。ある意味とても心に残るタイトルだった。マリオなのに異色と思えるくらいには…。

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トロフィーを全て集めてもう一度エンディングを迎えると、最後の方でとあるシーンが追加されます。

私は他の方がクリアした動画を見ちゃったんですが、若干これで心が安らいだか…くらいですかね。

ゲームを終えた直後は、楽しかった!感動した!!と手放しで喜べる気分ではなかったのですが。

ほんのり寂しさはあるものの、本来あるべき姿に戻って、お話としてはキレイにまとまったんじゃないかなと思います。

オリーの真相からエンディングにかけては、人によってずいぶん感じ方が変わってくるんじゃないかな。

ボム平がオリビアを助けた時から、なんとなくご都合主義的なエンディングではなさそうだと感じていたので、ストーリーとしての筋はきちんと通っていたと思いました。

 

 

ゲーム全体の評価

 

ペーパーマリオは初めてプレイしましたが、想像を遥かに超えたブラックさでした。まあ、これはいい意味で裏切られたので面白かったですよ。

ただ次回新作が出たらまたプレイするか?って聞かれたら、正直なところ悩むと思います。

何を悩むのかというのは、ズバリ戦闘です。

特にザコ戦。

あくまで個人的な意見ですけど、パズルがとにかくめんどくさいです。単に私が人並み以上に苦手だからっていうのもありますけど。

バトル開始前の整列ができないと、下手にバトルが長引いてしまい泥沼化します。

お金バラまいてキノピオに応援してもらえば若干楽にはなりますけど、毎回それじゃあ味気ない。

ザコ戦は回避可能ですが、それでもバトルシステムもゲームの重要な要素なので、バトルして頑張った分はお金以外にも見返りが欲しいですよ、やっぱり。

次回作が出た時は、バトル方法を確認してから購入を検討しようと思います。

 


それとですね。せっかくのSwitchなので、次回はおすそ分け要素もぜひ検討して欲しいですね。

いまいちだったと感じたのはここだけで、あとは満足してます。

 

逆に楽しいと思ったのは、マリオらしくない厳しい世界観。これは斬新でした。

登場キャラも独特で、1体1体に個性があって愛着が湧きましたね。特に各ステージのボスキャラ。1番インパクトあったのはハサミ。セロテープも面白かったな。

あとはBGMがいいです。モミジ山の曲が好き。サントラ出たらいいのに。

もしプレイするのを迷っているようであれば、パズル平気なら問題ないかと思いますので、是非遊んでみて欲しいです。



これにてオリガミキング、プレイ日記は終了となります。 
ここまでお付き合いくださって、ありがとうございました。

 

 

ペーパーマリオ オリガミキング -Switch

ペーパーマリオ オリガミキング -Switch

  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: Video Game