BLゲーム Lkyt. 始めたよ 長流 ネタバレ感想
Lkyt.始めました!
不毛な地で生き抜く、熱き男たちの生き様を描いた異世界和風ファンタジー。
『愛は世界を救うだろうか。』という不穏要素100%のキャッチで、いやが上にも期待は高まるペン吉。
過去作品のえげつなさはそのままに、ブランドカラーである主人公総攻めを引っ提げてついに発売と相成りました。
はい。
ということで今回は、ホビガととらで購入しましたよ。
美しい永羽様に寄り添う与(たすく)がカワイイ2ショットタペストリーと。与をからかうヤエルの束の間しあわせジャケットです。
発売前の情報ではシリアス、戦闘シーン多めとのことでしたが。これは…
ガチやΣ(´Д`lll)
少し前にやったノーサンのハルみたいなノリは皆無だった。
発売日前日よりアップデートファイル(ver1.02)公開のお知らせがあり、公式へ飛んでみたらさらに2020年9月末に最終アップデート(ver1.10)を予定しているとのこと。
私、ゲーム始めるのが遅かったんだけど、早々クリアされた方からシナリオ既読率100%になってもCG鑑賞が全て開いてないとか、誤字脱字がかなり目立つという声をTwitterで多数目撃。
本来なら最終アップデートファイルが公開されてからプレイする方がいいと思うんだけど、なんせ待てない人なので。
気持ちとしては、そこに宝箱があったら開けたくなる人。それと一緒で手元に新作があればプレイしたくなっちゃうんですよね。
誤字脱字はそれほど気にならない方ですが、たまにセリフが再生される際BGMの一部を拾ってくるような動作が気になりました。
こういうのは集中が途切れちゃうので、ゲームに没頭したい私としては辛い。
ほか、エグいシーンもありますので、苦手な方は環境設定で『グロテスクな表現』をOFFにされた方がいいかもしれませんね。
私はONでやってますが、これならまあ大丈夫かってところです。ダメそうなら途中で変更しようかと思ってましたけど。
〇簡単なあらすじ
戦っている相手は人間ではなく、いわゆる虚(うつろ)と呼ばれる魔物。
主人公・与の住む国の人々は呪術と呼ばれる特殊なチカラを使い、この虚から世界を守るため討伐の日々を繰り返しています。
ところがある夜、この国の守護する天子様より冥刻の兆しがあると告げられる。
冥刻とは千年周期で虚がワンサカ発生し、これによって過去何度か世界滅亡の危機に陥ったらしい。
伝承ではまだ数百年先と言われていた冥刻が、なぜ今なのか…。
こんな感じですかね。
今回は長流からプレイしましたが、初回ルート選択で永羽様は表示されてなかったので、最終的にルート制限を設けたんですね。
長流⇨ヤエル⇨按護⇨永羽様の順に進めていこうと思います。
では、ここからネタバレ感想です。
閲覧ご注意ください。
長流(たける)
長流の感想いく前に、いきなりエンディングの話をしたいと思います。
ある程度は覚悟してましたけど、どちらも生存しないエンドだった。私の勝手な予想では、世界を救うためにどちらかが犠牲になる話なのかなと思っていたんですよ。
愛は世界を救うだろうか。
この言葉から連想するに、世界を救うために何かが犠牲になる。恐らく最後の最後で究極の選択を迫られ、それがどちらかの命なのかなと。
理由は…
だってparadeだもん。
そしたら、ラストは全てから解放され添い遂げた2人の姿だった。文字通り、愛が世界を救い2人が昇華する結末を迎えました。
ここは感極まった。
長流の魂の叫びが、私の心臓に突き刺さったわ。
タイトルのLkyt.の意味。
プレイしながらずっと考えてた。
これ文の頭文字を取ってるんだろうなっていうのはわかったんですけど、『t』にあたる部分がどうしても出てきませんでしたね。
kとyがkill youなのは、なんとなくピーンときた。多分、世界を救うための犠牲があなただから、あなたを殺すんだろうなと。
で、じゃあ誰が殺すのかは、Lは恋人のLoverでLover kills you?かと思ったらLoverという表現がこの2人にはどうもしっくりこない。じゃあもっと対象を広げてLoveなの?という結論に。
多分ググればこの『t』も出てくると思うけど、ここではあえて伏せておきます。作品の要かと思うので。
もし未プレイならば、是非ご自分の目で確認なさってみてください。その方が楽しめると思います。
Lkyt.がタイトルなら、他のキャラでも同じことが起こるってことだよね。1人目でかなり心を抉られたので、私このさき大丈夫だろうかって思ってる。
では、長流の感想。
国を治める皇王の息子(弟)です。ちなみに兄は天子の永羽様。剣の腕は相当なもので、与はまだ1度も勝てたことがない。
冒頭の戦闘シーンで与の窮地を救ってくれた時は、鉄板ながらもときめいた。
ひとことで言えば、寡黙で高潔な人。いずれ訪れる皇王の後継ぎとしての志も高く、とても民思いです。与を通して平民の暮らしを体験する様子が笑ましい。
それにしてもこのゲーム、人がよく死ぬ。
冥刻の兆候が表れたあと、大規模な虚退治に皇王はじめ有力な戦士が参戦するもほぼ壊滅。与の父も例にもれず戦死することに…。
そこで長流は、今の戦力では冥刻を乗り切るのは厳しいので、より強くなるために与へ結魂を申し込みます。
この国では『結魂(けっこん)』という儀式があるのですが、その名の通り双方の魂を結ぶ行為です。これによって意思伝達がスムーズに行えるようになり、互いの呪力も増幅される。
ゲーム中では夫婦間で行うことが多いようですが、結魂は性別問わず複数の人と結ぶことが可能です。実際、与は永羽様と交信目的で結魂済。
ところがこの結魂。誰とでもできるものではなく、2人が深く信頼しあい、心を通わせるくらいの絆がないとダメらしい。
永羽様は別次元のお方なのでそういうのは必要ないようですが、長流と与は互いの仲を深めるため、できるだけ共に過ごすようになる。
ここから酒を酌み交わしたり、道場で剣を交えたりとしていくのですが、エロはわりと唐突に訪れた印象(´v`)ニィ
初めては、与宅で長流からのフェラだった。
お酒の影響もあってか与がムラっとするんですけど、そんなの悟られたくないだろうし、しかも皇子という身分のお方に見せられないよね!
でも長流の性格からくるものなのか、ノンケなのにほとんど動じてなくてちょっと驚いた。
作法はなんとなく心得てるようなことを言っていたけど、それは女性に対するものなわけで…。
妙に頼もしく見える長流のそばで、「長流様にはそんなことさせられない」と慌てている与がおかしくて笑ってしまった。
基本エロに関しては、与が攻め側でも精神的には攻めらているポジション。あの長流がこんなにも煽情的に見えてしまうのは、私がボブゲやりすぎているからなのだろうか…。
とあるエロシーンで。
長「気に入ったか?お前が寝ている間に、少し勉強しておいたのだ」
彼が持ち出してきたのは香油。得意げなのを隠しきれずにいる長流様がカワイイ。もちろんセックスで使うものですよ。
👇ここで与が思ったこと。
勉強する方向が少し違いませんか、せめてそういう雰囲気作りましょうよ…と、呆れる。剣さばきは素晴らしいのに、こちら方面はちょっと残念なところがる。
ごめん、もうここ大ウケで爆笑した。
与はめっちゃ寛大な男なのです。こんなことを思いつつも、「…はい。とても」と答えている。そして、こうしたところが長流らしくて好ましいとも感じている。
ラブラブやん。
話全体が重い雰囲気なので、私の中でこの2人のエロは程よい息抜きとなっている。
長流とのそういったシーンで好きなのは、このキスのところですね。この時は普段の冷静さを欠いて、全てを与にぶつけてきたところ。
このルートでは兄から「長流は優しすぎる」という欠点を、姫の調査を通して長流自身が向き合うことになります。
永羽様は、ずいぶんと弟のことを大事に思ってるんだね。確かに冥刻が迫る今、一瞬の遅れが命取りになる可能性は否定できない。
でも私はそれでもいいと思うよ。その優しさが人を救うこともある。それに彼の隣には与がいるもんね。
思い悩む長流に「結果がすべて」だと告げる与が、ものすごく頼もしく思えたわ。
この2人、最高やん!と思っていたんですが、逆にコレはもう少しなんとかならなかったのかね?というのが、あの赤い虚の親玉とのバトルシーン。
せっかく長流と結魂したのに、戦闘における利点はほぼ永羽様にもっていかれている。
2人とも強いんだから、ここで魂の共鳴的な2人の熱いバトルを拝みたかった。これだけ戦闘シーンに振り切っている本作なら尚更のこと。
ちょっと惜しい。
それでも最後には、どうあっても国を、そしてみんなを救いたいという2人の願いが突き刺さったので、次のターゲット、ヤエルへ行こうと思います。
↓↓ Lkyt. ヤエルのネタバレ感想 ↓↓
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