腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

BLゲーム CAGE OPEN 九条聡明 ネタバレ感想

ここまでたくさん痛い思いをしてきた(暴力的な意味で)
そろそろ癒し成分が欲しいのだよ!

 


ということで、ゆるふわ王子こと九条さんに突撃したんですけどね。

さすがCAGE。

ただでは終わらんのだな、というのがよーくわかった。



ここからネタバレ。



他のキャラを攻略しているとき、いつも優しく紺野のことを気にかけてくれたお兄さん。九条さんと矢ヶ崎さんは、紺野より年上だろうと思ってるんだけどいいんだよね??

物腰が柔らかく、一般常識もある。お金には興味ないようだし、なんでコインゲームに召喚されてしまったのか不思議だと思えるくらいだった。

どのキャラを攻略してても、紺野ことものすごく気に入ってるんだなーというのは感じました。理由はわかりませんでしたけど。

こんな殺伐としたゲームだけに、きっとラブデスさんがご褒美的な意味で王子を用意したんだと勝手に思っていました。

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九条さんの職業は美容師。

「1度髪を切りにおいでよ」と誘われ、場所を確認したら、なんとまさかのシャレオツ代姦山。

デルモのネーチャンがシャレオツで、チャンニーもシャレオツで、シースーでウハウハなんだろって、紺野の代姦山に対するイメージに笑。

そしてサロンもやっぱり、というか当然シャレオツなワケでして。店に入っても終始落ち着かない様子が、とても他人事とは思えませんでした。

多分わたしもシャレオツな雰囲気に気後れすると思います。
庶民派で引き籠りのペン吉なので!

俺とは完全に住む世界が違う!とわかっていても、九条さんはそれをひけらかすことをしない。

純粋に好意で接してくれているだけに、この人に欠点なんてあるのだろうか?とさえ感じるほどだった。

ただしこれはあくまで紺野のみに発動する姿であって、九条さんに対する印象の乖離が凄まじいことになっていきます。

 

 

22.ADORE YOU

 

1番最初に驚いたのは、多分どのルートでも通るであろう紺野が処刑されそうになるシーンだった。ここはきっとお目当ての彼が、紺野を助けることになるんでしょう。

案の定九条さんが現れて、紺野を処刑へ誘うキバ太郎に運営側の落ち度を指摘。推測だけなら何とでも言えるだろうと論破する。

ただ少し前で紺野が涙を流してしまう場面があるのですが、去り際に「泣かせたな」と言った途端、なんの前触れもなく裁ちばさみをキバ太郎のお腹に突き刺していた。

その後は何事もなかったように、笑顔で紺野の手を引いて処刑部屋から出ていく九条さん。

本来キバ太郎には逆らえないハズなのに、そういうのに全く動じていない。むしろキバ太郎たちから恐れられているのでは?と思えるような素振りさえある。


この人一体なに者なん!?


そのあと紺野が廃遊園地で別の3人グループに絡まれボコにされたときも、後から登場した九条さんが、あっという間に2人を血祭りにあげた。というか、絶命させた。

ほとんど表情も変わらず、紺野に手を出した⇒だから殺す、というそれはもう簡単な一連の動作に過ぎない。

目の前で繰り広げられた一方的な殺人に、それはショックをうける紺野。でも生き残るためには仕方ないんだ!と必死に正当化させて飲み込もうとしている。

九条さんに守ってもらって今の自分があるという事実、そして彼がウソをついてないとわかる以上は、この理不尽なゲームから2人で逃げようとなるのですが…。




極めつけは、九条さんの元セフレだったという桃屋という青年。

彼が紺野に嫉妬し裏切った結果、紺野が大怪我を追うことになった事件。九条さんは何の躊躇もせず、あっさり彼の耳を切り落とす。

このまま紺野が止めなければ殺してしまっていたんじゃないかとも思うのですが、例え元セフレだろうとなんだろうと、紺野が辛い思いをすれば簡単に人を傷つける。

あの優しい九条さんが、いくら自分ためとは言え冷静なままで簡単に人を殺すって。

そりゃ普通に怖いよね。

かなりビビっている紺野だけど、九条さんのことは嫌いじゃないし、むしろ好意を寄せているのはセリフにもあったので、私も理解はできるのです。

ただ恋愛的な感情ではなさそうな気がしますけど。

対する九条さんは、紺野ことは初めて見たときから好きだったようで。一目ぼれってやつですかね。好きだから守りたい、本当にただそれだった。

意外なことに押しも強く、紺野が戸惑いつつも受け入れてくれるのかなーと察したらすかさずキスをしてくる。

とにかく全てにおいてスマート過ぎやしない!?あの気遣いも、このキスも、人を殺す時でさえも!

もしかしてゲーム参加者の中で、この人が最強なのだろうか。
 

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このキスに興奮したのか、紺野自身の股間の異変を察知したのは九条さんの方だった。ものすごい怪力で両足を開かれるw

紺「勃起しててすいませんね!!(怒り口調)」

ごめん、大爆笑でした。多分ものすごい恥ずかしいんだと思うのです。絶対隠し切れないのに、必死で抵抗している紺野がとにかくカワイイ。

このあたりから徐々に九条さんの本性が見え隠れし始める。



そしてコイン争奪ゲームも明日で終わる。それでも2人で逃げることになった。

えー!
明日が最終日でしょ!?


このゲーム。途中棄権はできず、逃げたりすると処刑されるんです。必ず捕まって殺されます。

そんな危険を冒してまで逃げる理由。全ては紺野を危険から守るため。

例え残り1日だろうと、その1日で死んでしまう可能性があるのなら逃げる!ということのようです。

遊園地から脱出する際1度運営の斎木に見つかったけど、それじゃつまらないからと翌日の0時まで逃げきれたら九条・紺野組の勝ちということになった。

ここから愛の逃避行が始まるのですが、やっぱりというか。九条さんは俗に言う『セレブ』というやつだった。

例のサロンは自分の店でもあり、今回連れて来られたディスティニーランドホテルの客室は、別荘代わりに家賃を払って借りているのだと言う。



九条さんはここで紺野とセックスするつもりで待ちきれないといった様子なのですが、突如始まったパレードをどうしても見たいからと、これを断る紺野。

九「すごく駄目だよ!今もの凄い、いいところでしょう(゚Д゚)クワッ!

これに対し。

紺「セックスなんかいつでもできるんスよ!パレードは今しかやってないんです!」

九「また夜に同じのやるよ」

夜にはリミットきちゃうでしょ?という紺野にローターを差し出す九条さん。これはもうアカンwww

ローターなんか使ったら気が散って見れないし、あとからなんぼでも出来るでしょ、というセリフに「い、幾らでもしていいのかい?」と生唾を飲み込む九条さんが…。

失言だったかと一瞬思い悩むも、数発なら付き合うことを申し出たとき。



九条さんが泣き笑いで万歳した。

 

完全にキャラ崩壊してて草。



でも、九条さんがとにかく幸せそうで。紺野も次の仕事に向けて動き出していた。CAGEにしては純粋なハッピーエンドで、逆に驚いたペン吉でした。
 

 

 

18.FROGS SONG

 

ここは1つ上の『ADORE YOU』とは違い悲しい結末を迎えた。

ですが九条さん視点となるため、彼のあれやこれ。これまでどんなことを思って紺野と一緒にいたのかなど、色んなことが見えてきます。


同時に九条さんの狂気も…。


実は九条さん、そんなに紳士ではなかったのだ。

そして、自分がこれだ!と決めたことには、非常に粘り強くとことんやり切るタイプの人間みたいですね。でも逆に、必要ないと思えば簡単に放り出す癖もある。

紺野ことは『国宝級』に好みの子だったようで、彼に気に入られるよう振舞ってきたけど、護ることに力を入れ過ぎて目の前で人を殺すところを見られてしまっている。

紺野ことを思ってやったこととはいえ、あんなに引かれてしまっては元も子もない!ってわけで、単独で彼の敵となりうる人物を次々と殺していくことになります。

影で。

最終的に行きつくのは運営のトップである斎木。ここまでくるのに、かなりエグイ方法でキバ太郎から情報を聞き出している。
 

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多分、九条さんは何でも出来ちゃう人。仕事も殺しも恋人も。

本気出さなくても、欲しいものはちょっと努力しちゃえばすぐに手に入ってしまった人なんじゃないだろうか。

それほど執着しなくても割と簡単に手に入るものって、自身にとっては意外とあっけないもの。そして熱量にともなわない賛辞ほど虚しく思う気持ちはなんとなくわかる。



このあたりの九条さん独白シーンは、聞いてて無性に悲しくなりましたね。なんでもできると思っていた王子様が、実は意外と不器用で寂しい人だなって。

人と付き合うには、匙加減が難しい。やはり自分にはどこか普通の人と違うところがあると気づいてはいるけど、うまくいかない。

そんな彼の足掻きみたいなものが、グサッと刺さりました。


紺野にもう少し勇気があったら…。


九条さんを1人で逝かせてしまった結末に、悔しい思いです。



23.LET'S CARNAVAL

 

嗚呼、ここがウワサのギャグルート。

実はですね。このゲームの画像使用の許可が欲しいとラブデスさんに連絡した際、「ギャグルートが…」という話を事前に聞いていたのでピンときました。

相変わらず内に秘められずダダ漏れな九条さんの変態ぶりに、更に磨きがかかっていましたね。

 

他のルートでは終始いろんなものに翻弄されまくっていた紺野ですが、なぜか非常に冷静であります。

ここでは彼の持ち味である『分析力』が冴えまくっていましたよ。ただそんなに難しいことは考えられないようなので、一般的なレベルではありますけど。

それでも九条さんに性的対象として好きだと言われていることは承知の上で、彼を上手にコントロールしている様子が垣間見えましたね。

このルートへ入ってからは、突っ込むとこ多すぎて終始笑いっぱなし。ラブデスさんのセンスが光ったギャグルートでした。


 

16.Peach Bitch

 

これBADエンドなんだけど、どうしても書き残しておきたいことがある。

このBADはピンク髪の桃屋と紺野がくっつくエンド。

もとは九条さんにベタベタだったけど、紺野を陥れようと画策して失敗。九条さんにバレて殺されそうになったところを紺野に助けられている。

これがキッカケとなって紺野と体の関係を続けているんだけど、彼はゲイでポジションはネコ(受)

 

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ところがここではタチ(攻)となっていた!

桃「俺、ネコなんだけどなあ?鉄平が可愛くて、どうしても入れたくなっちゃう…」

もうこれには同意しかなくて、思わず「ラブデスさんよくわかっていらっしゃる」と感服いたしました。

紺野も何かがおかしいと感じているのに、可愛くおねだりされると断りきれないらしい。確か最初に会ったときも、自分が守ってやらなきゃって思っていたし。

紺野家兄妹の、特に下の子には甘そうだったから、弱い立場の子を強く否定することができないんだろうなー。ことごとく厄介ごとに縁がある体質のようです。


それでも。


こうして流されてしまう弱さも、ダメな意味でお人好しなところも。
ペン吉は紺野が大好きです。
もう本当に可愛くて仕方がありません。

 

 


 ↓↓ CAGE OPEN 矢ヶ崎文博のネタバレ感想 ↓↓

penkichi-201902.hatenablog.com

 

 

 

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