ニジョウさん難攻不落すぎんだろ。
ただでさえわかりにくいリセット世界に加えて、ユニの記憶障害。確信に迫っても結局全ては明確にならない仕様に( `皿´)キーッ!!
ホント、ニジョウさんはどうしたいん?
使命のことを聞いてるんじゃなくて、ニジョウさん自身はどうしたいん??
これが彼の全ルートを終えた私の印象です。
『ニジョウさん全ルート攻略チャート』は記事末にあります。必要な方は目次からすっ飛んでくださいませ。
ニジョウさんはユニの紐付け。
紐付けとは、簡単に言うとサヴァンの相方みたいなものですね。常に傍にいて様々なサポートをしてくれる。
『組織』における紐付けというポジションは所謂エリート。しかしながら…その実態は、サヴァンがいつでもリセット世界を発動できるよう宛がわれた人だった。
リセットを起こす条件ですが…。
例えばの話。Aさんがサヴァンを殺す。そのあと殺されたサヴァンに想いを寄せてるBさんがAさんを殺すとリセット世界が発動します。
この『想いを寄せてる』ってところがポイントですね。
さすがにこうした感情はすぐに育つものではないので、あらかじめそうなるように事前にサヴァンに宛がっておくんですよ。それこそが紐付けなのです。
そのサヴァンは紐付けに早く好意を抱てもらうように行動して、いつでも好きなタイミングでリセット世界を起こせるようにしていたんですね。
リセットの目的は、『教会』や『組織』にとって都合が悪い人を殺すため。
リセット中に殺されてしまった人は、その人を知る人たちから記憶がなくなってしまう。始めから存在してなかったかのように…。
世界におけるどんな重要人物であっても、リセット中であれば世の中を荒立てることなく抹消してまえるのです。
『教会』側がここまでのし上がれたのは、このリセットのお陰なんだよね。もっと言えばリセットを起こして暗躍したサヴァンのお陰。
このリセットを解除する方法は、対象だったサヴァンの自殺か、リセットのきっかけを作った一般人(紐付け)が死ぬこと。紐付けはリセットの犠牲となる存在です。
こうした背景から、『組織』が世界中のサヴァン発見に注力するのがよくわかる。
特にサヴァンの子供が貴重なのは、若い方が思考操作しやすく、組織に貢献してもらう時間も長くなるから。
ましてやユニなんてサヴァンである母親から生まれてきてるから、この母親に子供産んでもらえば簡単にサヴァンの子供が手に入るって思っちゃうよね。
だたユニの母親は既に自殺している。
その母親の子供なら、ユニにもそういう可能性があるのかな。だから『組織』はユニを甘やかしていたし【奇跡】とまで名付けて広告塔にしてたってこと??
正直なところ、このあたりがわかってきた時には『教会』と『組織』に対して、かなりの嫌悪感がありましたね。
長くなりそうだから、ここらでやめるわ。
私、ニジョウさんの前にマナを攻略してるんだけど。マナのルートで『リセット』については詳しく説明があった。
『教会』の成り立ちについても触れられているので、この世界の歴史を知るには最初に攻略して良かったかな。
ニジョウさんのルートでは、舞台となっている極東地域の統治体制について詳しく説明があった。
もともと極東は『五皇』と呼ばれる5つの皇族が治めていたけど、『教会』の介入で事実上皇国が破れます。ニジョウさんも元はその皇族の家系。
現在その『五皇』のうちのいくつかは、『教会』や『組織』の重要なポストに就いていて『教会』を受け入れ穏やかに生活している…ように見える。
実際は良い待遇の職に就けて監視してんだろうね。そういう役職にしておけば、おいそれと反逆行為も難しいだろうし。
ただし、特に極東地区は独自の思想や文化があって、それを重んじてきた人たちにとっては面白くないわなー。いつかは『教会』に支配される前の王政国家に戻したい!
そんな人たちの集まりを皇国会議、通称『会議』と呼んでいます。
ニジョウさんのルートは主にこのあたりの話でした。
この先は裏と表のTRUE ENDの感想です。
以降、ネタバレしてます。
閲覧ご注意ください。
ニジョウ裏『澪標【身を尽くし】』
共通ルートでぶっちりユニを裏切ってた紐付けのニジョウさん。
本来なら『組織』の裏切り者ニジョウさん殺してめでたしめでたしとなるところですが、ユニはどうやってもニジョウさんを殺すことができないでいます。
ユニ自身がどうしてここまでニジョウさんに拘るのかがわからないので、何度もリセットを繰り返し、未来を変えながらニジョウさんとの接点を作っていく。
すでに表もプレイしている身としては、ユニがニジョウさん好きでどうしようもないんだろ!とかわかるくらいには必死なのが伝わってきました。
そうこうしていくうちに、なぜユニがニジョウさんから狙われているのかが見えてくるんですが…。
同時にやっぱり彼は『教会』に抵抗している『会議』側の人間だということも明らかになる。
しかも終盤では配下から『伺候様』と呼ばれていたので、『会議』の1番エライ人ってことですよね!?
どっひゃー!!
なんでも祖父から『伺候』の座を譲り受けていたと言ってたけど、最初ここで「なんでオジイなのか?」と疑問がありまして。
普通はオジイ⇒オトン⇒息子ってなるのか妥当かと思うんですよね。オトンは表ルートのリセット中に殺されているので、辻褄合わせのためにオジイから~ってことになったのかな。
このルート。ユニがようやく『組織』を捨ててニジョウさんを選んだ辺りまでは、めっちゃ胸熱!って気分でしたね。
しかもニジョウさん、マナが襲ってきた時もギリギリまでユニが『組織』に戻れる選択肢まで与えていた。
もうね、ニジョウさん。完全にユニのこと好きだろ!相思相愛だよ、やったな!って思った私がここにいました。
ところが…。
ようやく2人で『組織』の連中を片付けたと思ったら、ここでニジョウさんに斬りつけられてしまう。
ユニが(はあ?)ってなってたけど、私は声に出したよ。
しかも「不確定要素は、会議にも、私にも不要」と捨て台詞まで吐きやがった…(ちーん)
正直、ショックのあまり、この後の話はあまり頭に入ってこなかった。
「なんで?」という疑問と、ユニだけじゃなくて私も騙されたのか、おまいの演技に!!
この記事二度目の( `皿´)キーッ!!
ところがですね。翌日冷静になってもう1度この裏ルートをプレイしてみたんですよ。
ユニは過去、ニジョウさんが縛られている使命から解放してあげたいと思っていたんですね。たとえそれが全てを敵にまわしたとしても、自分のことを信じて欲しいって。
これって、ニジョウさんもユニに対して同じことを思っていたんじゃないだろうか。
ユニが過去、どこまで『教会』や『組織』について明かしたのかは不明だけど、一緒に過ごした時間の中で、彼もまた生まれながらにして【奇跡】として縛られているのがわかったと思うのです。
ラストは、ニジョウさんも全てを捨てて、ユニと共にある道を選んだという解釈でいいのかな?
そうだと信じたい。
ただニジョウさんが生まれてから、いずれは皇国トップを担う後継者として育てられてきたこと。
そして、表ルートのBAD ENDで明かされた妻子がいた事実を思うと、ユニを選んだこのエンドは本当に奇跡だったのかな…と思えて仕方ないわ。
ニジョウさんが背負うものが大きすぎて…。
そう言えば極東にある例の100年前の伝説。ユニと瓜二つのサヴァンが昔欧州へ渡って救世主(メシア)を自殺に追いやったっていうアレ。
この話はどこかのルートで種明かしあるんでしょうかね??
何か偶然のタイミングで起こって脚色された話なのか、それとも本当にあった事なのか…。
ニジョウ表『逢魔が時【大禍時】』
これがTRUE ENDなんだね。
きっついわー。
もう最近のBLゲームがレベルが高すぎて、私の一般常識がことごとく崩れていきます。
でも表ルートはこれまで謎だった部分が明かされてくるので、そうした観点からは非常に楽しめましたね。100%じゃないのがアレですけど。
ユニが起こしたリセットが、もう500日近く続いている真相ですが。
1.何らかの理由でニジョウさん死ぬ
2.ニジョウさん生き返らせるためにマナとリセット起こす
3.ニジョウさんがオトン殺害(尊属殺メッセージから)
4.支部長がユニの記憶改変をする
5.マナがコノエと誰かにリセットを起こさせ上書きする
ってことでいいんでしょうか。
ものすごくわかりにくいけど。
私がこのルートで知りたいこと、まだまだあるんですよ。
ユニのリセットを起こす発端となったニジョウさんの死。これはどういう理由で死んでしまったのかってことですね。そして実のオトンを殺したワケも。
ついでに言えば、ユニがニジョウさんにあれだけ好意を抱いた日常も知りたかったです。
極東に来て最初の2ヶ月は安眠の為にナンパに繰り出していたようですが、3月になってからはニジョウさんと過ごすようになって、眠れないってことはなかったらしい。
それにしても、裏でも表でもブレないニジョウさんがスゲーわ。
私のプレイした印象では。
裏はユニからニジョウさんに向かって矢印出てましたけど、表は珍しくニジョウさんが「どうして自分のこの想いに気づいてくれないのか」と悶々させていた。
明らかにマナに嫉妬していたし、なにこれニジョウさん攻めてきてる!!とウキウキでプレイしていたら、やっぱり『教会』の支配から極東を解放させることには変わりないという…(白目)
皇国の復活にはユニの存在も必要だったと言ってるけど、それって例の金髪オッドアイのサヴァンがっていう伝説のこと?
裏では「そんな不確定要素はいらん!」とバッサリ切り捨てたくせに。
まあ、あの伝説はマユツバみたいなものだから、私個人としては極東の復活に然して影響はないと思っている。あれば尚よし、なくても問題はない…くらいの。
伝説は元々あったんだろうけど、ぶっちゃけユニに協力を仰ぐための手段として使おうとしただけだったのかなーとも思える。
あと考えられるのは、コノエとの交渉材料ですかね…。コノエがサヴァンの人体実験したいっていうやつ。ユニはくれてやるから、代わりにコノエ家は全面的に協力してねってことか。
このルートでは、ユニはニジョウさんのこと信じたかったけど、やっぱり『会議』のために利用されているだけなんだってわかって、ラストは予言通りに自らの命を絶っている。
結局この事態を招いたのはユニのリセットが原因なんだけど。そこに支部長やマナ、コノエの思惑まで絡んできて、思わぬ結末を迎えたって感じなのかな。
というか、これが本来の歴史だから思わぬじゃないんだ。理解したわー。
ただ、私は言いたい。
ニジョウさんは間違いなくユニに絆されている、と思う(何故か小声w)
ユニが記憶を失う前から想像できる2人の間柄とか。ニジョウさんが、他の誰でもなくユニの紐付けであることに誇りを感じていることも…。
私の目には、ユニを騙しているようにはどうしても思えない。もちろん全ての行動に対してではないけど、ニジョウさんにはユニへの敬愛心があったと信じたい。
でもね、やっぱりズルいなって思った。ユニが全てを捨てるなら、私も全てを捨てる覚悟があるってやつ。
ユニに選ばせているつもりなのかもしれないけど、この言い方はやっぱりニジョウさんだわー。裏と同じだわーって。
あと私の心が痛んだのは、マナですね。最初のリセットも2度目のリセットも、ユニの望みだから快諾して共犯者になっている。
自分の気持ちだけではせんぱいの心を動かすことができないから、せめてせんぱいの為にできることをしようっていう献身さが涙を誘う。
ちょっとここで表ルートのBAD ENDに触れたいのですが。
このルートはまたすごいBADですね。
ユニとニジョウさんの間に肉体関係があったことが、第三者のタチバナさんの口から出たことも衝撃だったし、ニジョウさんに妻子がいることも明かされたのがこのルートだった。
でもこれも真実となりうる、とある1つのルート。
ニジョウさん絡みの話はどれも重いし、モヤッとするわ。
さて、次は支部長狙いたいと思います。
真実をを知りたいなら、私の元へ来いって言われたからね。ペン吉は真実が知りたいのだよ。
彼が求めているのは、ユニが自分の元で生存している時間軸ってことなのでしょうか。
Re零度の紹介本に、支部長の屋敷で2人でいる描写があったので…。しかも、なんかユニが支部長のペット的な扱いを受けてるんだけど。
極東支部って一体どんな組織なワケ?
『会議』より不穏な空気を感じるのは私だけでしょうか…。
ニジョウさん全ルート攻略チャート
これ以外の選択肢を選んでも該当のエンドに辿りつくので、目安程度に思っていただけたらと思います。
〇ニジョウ裏
男の語り
理由を教えて欲しい
納得できない
真実が知りたい
会議は『伝説』を都合よく利用したい
本当に納得しているのか
ニジョウの孤独
save
男自身の情報を探る⇒BAD END
コノエについて聞き出す⇒TRUE END
〇ニジョウ表
気持ちだけ貰っとく
嫌みを言い返す
ニジョウやリオへの疑念を話す
ニジョウを庇う
誰に斬られたか問い詰める
マナの行方
マナが怪しい
心当たりがある
決められない
save
ニジョウに騙された⇒BAD END
ニジョウを信じたい⇒TRUE END
↓↓ Re;quartz零度 リオのネタバレ感想 ↓↓
penkichi-201902.hatenablog.com
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