腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

BLゲーム CAGE CLOSE 来栖茜&大衡裕樹 ネタバレ感想

KとO行ってみたよー。



感想はプレイした順で掲載してます。
がっつりネタバレしてます。

 

 

 

28.Flashlight(大衡裕樹)

 


大衡は紺野と高校時代からの友達だっていうじゃないか!しかもただの友達じゃない。紺野の学生時代を知る親友だなんて!!


なんて素晴らしい響き。


いいね、いいね♪学生時代の親友というフレーズだけで、甘酸っぱい青春の日々を想像してしまうペン吉。

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紺野の様子が明らかにおかしかったのと、大衡のオトンがこの『檻』の観戦者だったのもあって、ゲームに参加しているのがバレた。

紺野の話をもっと早く聞けてたら助けてやれたかもしれないと謝る大衡に。またもや他言無用のルール破って親友を巻き込むことはできない!と押し黙る紺野。

元々コインがきっかけで知り合った間柄ではないので、途中まではすっかり麗しき友情物語に浸っていました。ぶっちゃけ、このゲームのコンセプトを全くもって忘れていたわけですよ!

 




そしたらね。



クスリ盛られてヤラれてしまった。
かなり一方的に( ̄Д ̄;)



一体なにが起きてるんだ。

紺野ことはものすごーく大切にしてるのはわかったんだけど、やることが親友にするソレとはとても思えない。もうこれ完全に病んでるわ…って。

ハッ!これヤンデレなのか。


しっかり暴力も振るわれたけど、全然迷いがなくてむしろ清々しいくらいだった。



大衡は製薬会社社長の息子だった。自分が金持ちのボンボンであることにずっと引け目を感じていたらしい。

えらい繊細な子なのね。

学生時代に愛想笑いを紺野に見破られ、世界が一変するほどの衝撃を受ける。以来、紺野とは親友として接してきた。

紺野とセックスしたい感情はこの頃からあったらしいけど、嫌われると思ったからそんな素振りは一切見せなかったようです。

ところが紺野が『檻』に参加し、いつ殺されてもおかしくない状況にいることがどうにも耐えらず限界を迎える。

8年間秘めていた思いはゲームをきっかけに崩壊し、同時に親友という関係さえも破綻していくという。なんとも物悲しい話だった。



大衡は自分がおかしい奴だということは認識していたんだね。紺野に抱く感情や欲望も、普通ではなとわかっていた。

これってなんだか…

紺野を助けたいとか守りたいっていうのは、それを通して大衡自身を守りたいというようにも見えてしまうのです。身体の方じゃなくて精神の方。

大衡が今の自分を形成する上で欠かせないのが紺野の存在だと思うので、本当は紺野に全てを知って受け入れて欲しいと思うのは至極当然のことなのかと思う。

ただそのやり方が著しくズレてるだけで…。

 

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紺野を『檻』に参加させないこと、そして彼の家族には今後手を出さないを条件に、大衡は両親を殺害し、自ら社長となって斎木グループに会社を売却した。

この代償を思えば、大衡の覚悟は相当のものかとも思ったのですが、本人はあまり迷ってる素振りもない。


それが大衡の怖いところ。


大衡にとって紺野こそが全てで、他はどうなってもかまわない一途さは『OPEN』の九条さんに通じるものがあった。

ただ九条さんは紺野が嫌がることはしなかったから、そう考えると一方的に尖った愛情を押し付けてくる大衡は、やっぱり子供っぽいなと感じてしまうんですよね。

同じ属性であっても、紺野に対する愛情表現は対照的だったなーと。

それでも最後、紺野の監禁を解いた時は心底ホッとしたわ。まだ聞く耳は持ってたんだと思って。




大衡って随分とデリケートで、稚拙な部分があるんだなーという印象ですね。

ただそんな彼が全てを紺野に曝け出したとき、妙にグッときてしまった。

玉砕覚悟でぶつかってくる姿が、青臭いならがらも『親友』だからという理由で認めてしまえる不思議な説得力すら感じた。

2人の間に決定的な隔たりがあることは否めないけど、あの再会で紺野が大衡をどう受け入れていくのかが気がかりで仕方ない。

少なくても前と全く同様に…というのは厳しいかな。紺野が相当参っていたので。あとはお互いどこまで許すか。もしくは我慢できるのか…って感じでしょうか。

この先も親友であり続けることを選ぶなら、大衡は変わらないとダメかもしれない。エンディングではそんな兆しが見えたところで終わっていた。

いつかまた2人肩を並べて笑い合う、そんな時が早く訪れたらいいなー。




「俺を知って、受け入れろ」

これは大衡の名台詞として、私の心に刻まれた。

 

 

 

25.Grace(来栖茜)

 

キバちゃんの中の人でした。
そして職場の同僚でもあります。


ルート入ったらキバちゃんの爆弾発言☆

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『檻』に参加させたのは、なんと来栖だった!

この事実を知ったとき、ペン吉の脳内は走馬灯のごとく巡りに巡ったよ。

警官を殺しに行く紺野の姿とか…
OPENで受けた数々の理不尽な仕打ちとか…


おまいか!
おまいがこの舞台に放り込んだってことか!!


「紺野だって金は欲しいだろ?」って。


なに、この軽さ!


こいつは筋金入りのお調子者だわ。

よく似た参加者の名前を一文字変えて強引にメンバーに加えたようですが、そんな彼の得意技はハッキング。

実のところは斎木グループの社員なんですが、紺野が勤めるクロイヌ運送には監査のために送られてきた。

社畜になる未来しか見えないから、自分で会社を興すための資金として『檻』の優勝賞金を狙っていたようですね。そこで同僚の紺野と「カネは折半」という約束で、2人共にコイン奪還へ動き出します。

なんですが。

先にネタバレしちゃうと、カネは全て自分のものにしようとしてて、紺野ことは最初から騙すつもりで近づいてます。




ゲーム進めていると、これまで器用に生きてきた姿が想像できるのですが。

何でも1番じゃないと気が済まないとか、もっと評価されて当然と思ってるあたり、周りからどう見られているのか気になるタイプの人なのかと感じた。

自分が嫌われたり、受け入れてもらえない事が怖いのかなーと。それなら最初から深入りせずにいた方が楽だったんでしょう。

クロイヌに来てから、紺野ことはさぞおもしろくなかっただろうね。本人が意識せずとも人から好かれ、信頼もあった。おまけに大衡という親友もいるし。

紺野はカネのために利用するだけのコマだったろうけど、想像以上のお人好しだったからなのか、それとも思いのほかエロくてもっと知りたいって思うようになったのか…。

牧さんといい、CAGEは紺野の『ケツ』に夢中になってしまう人続出やん。どんだけ魅惑の『ケツ』なんだ…と思いつつプレイしてたね。このへんは。

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来栖には最後の最後まで振り回されていたけど、肝心なところは踏み込ませない、器用そうで実はそうじゃないのを気づいた紺野。

友達になりたいのにそれを伝えられずにいるのは、受け入れてもらえなかったときの予防線が邪魔していたのだろうか。


自分から言い出せななら…。
お前が恥ずかしくて言えないのなら、俺が伝えればいい。


マシンガンで撃たれそうになった来栖の前に「こいつは俺の友達だ!お前なんかに撃たせるか!」と立ちはだかった時は、目の覚めるような思いでしたね。

このときキグルミの中の来栖はどんな顔して、どんなこと思ったのかな…。


エンディング。


お前の一番の友達になりたい」


この時流した来栖の涙がすべての答え。


やばい。ここは涙腺にキタ。
あのチャラ男の本音とこの表情。


浅い付き合いしかしてこなかった来栖が、初めて人の情に触れた瞬間だったんじゃないでしょうか。

会社設立の資金も欲しかっただろうけど、彼が自分から捨てようとしていたものは、そんなものよりずっと価値のあるものだった。

ゲームはここで終わっているけど、その後どうなっているのか激しく気になる。紺野は家を出てしまっているから、2人で一緒に暮らしているってことだよね??

会社を始めたら、やっぱり紺野もそこで働いているのかな。

来栖って紺野こと、ものすごく大事にしそう。初めての友達だからってものあるけど、何より紺野のことが好きで好きでたまらなそうだから。

チャラ男だけど、絶対ウワキはしないに1000キバ。




大衡と来栖は『友達』がテーマなんすでね。CLOSEのイメージとはまた毛色の違ったお話で、暴力や裏切りの中にも、甘酸っぱい友情があるのがいい。


 

 

01.The Milky Way(3P)

 

ここのルートは1番最後に攻略したんですけどね。

紺野の設定が、上2つをひっくり返すくらいの変貌ぶり。それに気づくまで来栖のごとく「ううぅぅ~ん??」ってなった。


まさかの紺野ビッチ化!


おおー!

親友の大衡と、間男の来栖。2人が紺野を巡って火花を散らすという、とんでも展開でございました。

大衡はブレてなかったですね。
普通に暴力もありましたしw

高校時代からの8年間、2人は親友だけど普通にセックスする仲でした。

紺野も仲良くなるための手段として割り切っていたようですし、相手がそれを望むなら拒むことはしなかった。それに気持ちいいから、まあいっかって。

えー!!
こんな設定の紺野をプレイできるとは!
ちょっとビックリ。そしてご馳走様です。




ビックリと言えば来栖ですね。

どえらく可愛くて激萌え。

あまりに大衡とベッタリだったので、おまいらセックスしてんだろ?ってカマを掛けたんですよ。そしたらアッサリ肯定された。このときの来栖の反応に爆笑。

紺「お前もそういう感じだろ?」
来「は? は?」

俺と仲良くなりたいからキスしてきたんだろ??って意味なんですけど、来栖は自分がしたいからしただけで、紺野が言ってる意味とはまた違うよね、これは。

 

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思っていたより紺野と仲良くなる壁は低そうだと思ったのか、もじもじ、モゴモゴからの「俺とも仲良くできる?」って聞いてる姿が本当に可愛くて。

純粋に「友達になって欲しい」ってことなんだけど、「うん、いいよ」の返事に顔をパアっと顔を明るくして「超、嬉しい!!」って抱きついてきた。

さらに調子に乗って「キスしていいスか」って聞かれたので、紺野が鼻の頭にちゅーしたら。


来「ひ、ひえええええ」



いやー、笑った。そして萌え転げた。

3Pルートは、大衡も来栖も本ルートであれだけ溜め込んでいたものを既に放出済の状態でストーリーが進んでいた。

高校時代、大衡には既に思いの丈をブチまけられているし、来栖が『檻』の賞金を全てパクるつもりでいたこともバレてた。

この後は大衡のねちっこい嫉妬と、紺野を奪いにくる来栖にもどっひゃーってなったわ。

3Pシーンは「うわぁぁぁ~」ってなったんだけど、個人的にはこの3P突入前の来栖と、その前に嫉妬で紺野に手ひどくする大衡がエロすぎて困りました。




ただね。なんだろ。

エロいし萌えるのに、紺野があまりに世間ズレしているので「このまま突き進めー!」という気持ちにもならず。

ホントならセックスやキスなんて好きな人としかしたくないはずなのに、紺野の場合は仲良くなるための手段としてしか考えていない。

そんな異常な思考と、そうしてしまった大衡の存在。普通の友達になりたかった同僚は、いつしか違う目で紺野を見るようになっていた。

紺野がこのただれた関係を『砂の城』だと表現していたんですが…。何も生み出さない関係に意味などあるのかと、ずいぶんグルグルしてましたねー。

本当は仲良くなりたかっただけなのに。

そうそう、仲良くなりたかっただけ!そうか、俺のせいで2人がこんなエロエロ野郎共になってしまったのか。ならば俺が責任を取らねば!


紺野はレベルアップしたのだ!



ならば「俺の理想の形に、お前らを染めてやるぞ」という結論に達し、飲み会までできる間柄に。

 

紺野が自覚して2人をコントロールなんてしたら、これほど手のつけられないものはないと思う。


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紺野最強伝説始まる。




紺野しか見えなかった大衡も、友達が欲しいと思っていた来栖にも。どちらにも新しい友達?っぽいものができたわけで。この三角はなかなか面白そうです。

なんだかんだで紺野が2人の手綱を握っているストーリー展開をもうちょっと見てみたくなりましたね。

驚きと萌えのコラボをありがとうございました。
 

 

 

 

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penkichi-201902.hatenablog.com

 

 

 

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