腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

BLゲーム スロウ・ダメージ 藤枝 ネタバレ感想 スロダメ

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スロダメ、藤枝を終えてフルコンプしました。

公式購入組の方は発売月で既に終えていた方が多いのではないかと思うのですが、ようやくたどり着きました。

ここ真相ルートなんですね。

私ゲームプレイしてるときは、ネタバレ踏まないよう極力SNS徘徊しないようにしてるんですが、これ2月末あたりは相当盛り上がっていたんじゃないかな。完全に出遅れてる。

このルートは別格だった。面白かったです。

ただちょっと気になったのは、他キャラルートはどのように受け止めればいいのかという点ですかね。

このあたりは、真相ルートと一緒に次回のまとめに載せたいと思います。



さて、藤枝ですけど。

他ルートでは時々チラっと登場していたくらい。トワには全く興味ないようで、あまり良い印象は持たれてないなって感じましたね。

でも、こういう堅物ほどeuphoriaしたら、きっとスゴイ事になっちゃうのカモ!とか、安易な発想で進めていったら、とっても申し訳ない気持ちになりました。

すごくいい人だったので。

藤枝の感想は語り出したらほぼネタバレになるので、ここまでにしておきます。

  

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 ここからネタバレです。

  

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弁護士です。

鷹郷組の顧問弁護士。きっといいトコの坊ちゃんで一流大学卒業して、それはそれは輝かしい経歴の持ち主なんやろって思ってました。

ところが徐々に見えてくる藤枝の過去。

新神海にいる時点でアレなことは察するべきだったのですが、なんと過去ホストをやっていたと!そこからのし上がるために、年齢・性別問わず必要なら誰とでも寝てきたらしい(お金のために)

その後は検察官になったけど、身動き取れないからから弁護士へ転身。そんな彼の目的は売られた妹を探し出すためだった。

『売られた』ワードから、以前、鷹郷組が人身売買してたって話がレイのところで出てきてたよなーって思い出した。レイのオトン、この仕事を手伝っていたのか。



鷹郷組を調べれば、妹に関する情報が得られるのでは??

調べていくうちに、トワの亡き母、摩耶の店にいたことがわかったんだけど、妹が生存している可能性は限りなくゼロに近いことを知る。

これまで妹のためになりふり構わず生きてきた藤枝にとって、これがどれほど残酷な真実なのか…。

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摩耶の血縁者でもあり、最悪犯人である可能性も否定できないトワに矛先が向いてしまうのは仕方ないんですけど。

それでもトワが過去を思い出すことで、真実が解明される可能性が1番高い。ここからは2人で情報を共有し、互いの目的を果たそうということになります。



藤枝って最初メガネのオールバックだったけど、これ戦闘用なんですね。

鷹郷組から解雇されてプライベートでいる時間が長くなったせいか、メガネなしの髪おろしがデフォに。

初めてこの姿を見たときは、とんだイケメンで驚いたわ。弁護士モードに切り替わると別人みたい。



藤枝が思いのほか壮絶な人生を送ってきていたことにショックを受けましたね。

藤枝に限らず、攻略キャラは皆それぞれ色んな事情を抱えて生きているんだけど。そういうのとは1番縁が遠そうだと思っていたので。

藤枝の身体の傷痕が親からの虐待によるものとか。
お金欲しさに妹を簡単に手放してしまう親へ対する憎しみとか。

トワも摩耶の子として生まれてきただけで、望まない行為を受け入れざるを得なかった。

辿ってきた人生は違えど、2人の過去には肉親から与えられた大きな傷痕があり、このあたりは過去が明るみになると同時に、非常にやるせない気持ちになりましたね。



当時、妹がトワと一緒に摩耶の店から逃げようとしたけど、結局は見つかってしまいそれから姿を見なくなったという。

これ、トワが廃館となった摩耶の店でようやく思い出した過去です。

この過去をトワからもたらされたことによって、妹の死と向き合うことができた藤枝。同時にトワも母親の呪縛から解き放たれようと、まさにそんな状態だったわけです。

もうね、ここのシーン。

泣いた。

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藤枝の傷痕だらけの身体を見て、それが自分と同じであること。そしてどちらも心に未だ癒えない傷があることを、彼を通して知ることができた。

その傷痕を愛しく感じたなら、ここにきてようやく自分を受け入れ認めてあげることができたんだなーって。そう思ったら感動しちゃって涙が溢れてきた。

藤枝の存在がトワの孤独を断ち切った、と言ってもいいよね?そして逆も然り。そう思ったら胸がいっぱいになってしまった。

これまでレイ・タク・斑目の3人のルートをプレイしたけど、照準はあくまで攻略キャラだった。

ここは藤枝に加え、ほとんどのプレイヤーが望んでいるであろうトワの解放ルートとなる位置づけなだけに、これでもかというくらい中身が濃かったわ。


エロシーンは藤枝が余裕のリードのかますのかと思いきや!

上のキスシーンから煽られまくってて、思いもよらない藤枝の反応に釘付けでした。

ホスト時代に散々経験してるんでしょ?あのスーパー弁護士のふてぶてしさはどこへいった!

ベッドではトワくんの更なる魅力に引き摺られ、夢中になりそうなのを必死で抑えている姿がものすごく新鮮でした。


いやー、実によきよきです。

もうトワくんの可愛さとエロさの虜になってしまえばいいと思っている。

エロシーンのトワはどのルートもエロカワなんだけどさ。「もっともっと」とせがむところは本当にたまらないわ。

この可愛さはチート級だよ。

ここまででも十分お腹いっぱいだったんですが、終わったあとの「俺とのセックスはよかったか」って藤枝さんが直球過ぎて死…。

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もう最初のツンツンメガネはどうしたんだよ。ほんと、ごめん。藤枝さんがカワイイです。もし未プレイの方がここを読んでいたら、戦闘モードとのギャップに酔いしれて欲しい。

 


さて。

このお話の発端ともなった、トワに送られてきた荷物ですが。送り主は榊󠄀だった。

これはね、なんとなく予想できた。摩耶のことを積極的に思い出させようとしてたから。ただ、目的まではわからなかったな。

摩耶はもういないから本当のところはわからないけど、榊󠄀もeuphoriaされたクチなのだろうか。ずいぶん摩耶に傾倒してて、自分はそんな彼女に信頼されているんだって言ってた。

榊󠄀の願望は『新神海』を今以上に発展させていくこと。そうなれば、必然的に鷹郷組が支配し続けていくことになる。

摩耶がいなくなったことで新神海は衰えていき、組もその影響を受け弱体化していたようですね。これはイカン!と第2の摩耶を誕生させるべく、トワに過去を思い出すよう荷物を送ってたんだね。

ビックリなのはエイジだよ。

爆弾魔が警視庁の人間だったとは恐れ入りました。そんな立場でも、彼は彼なりに新神海のことが好きだったんだなー。

治安はアレだけど、ここに住む人は新神海のいいも悪いも引っくるめて魅力を感じていたのかな、とそんなことを感じた。

 


幸福エンドはゲーム中のセリフにも出て来た通り、2人の仲が「傷の舐め合い」から「支え合い」へと変化していくところだった。

これまで見えなかったトワの視覚に変化が起きて、心境も穏やかになりつつあるのが見て取れる。

藤枝に関しては最後の最後まで爆弾要素が全くなかったなー。物語が終わりに近づくほど、正常な世界へ戻っていく。そんな感覚だった。

新神海が新しい時代へ移り変わるように、トワが自身の過去を受け入れたことで起きた様々な変化。

この世に不変なものはないとか、明けない夜はないなんて言うように、一歩先へ踏み出せば思いもよらない世界があること。

これを知ることができたのは、もう1人の自分のような藤枝の存在だよね。こんな展開へ持ち込んでいくのは、さすがキラルだよねって思った。



狂気の方は、トワと摩耶が共存ってことでいいかな。藤枝がやっぱりその魅力に絡めとられてしまっているというエンドだった。

これは絶対抗えない。
ものすごい吸引力です。

榊󠄀が摩耶のことを大絶賛してたけど、それがよーくわかった。セリフもしぐさも計算され尽くしてる感がパネェわ。

ここエロシーンあったんですが、超がつくくらいの退廃的なエロでした。このタイトルの中で、1番ヤバいじゃない?ってくらいの。

最後の「タスケテ」は果たして本心なのか。それとも藤枝をここへ縛り付けておくための呪いの言葉か…。

どちらにせよ藤枝がトワのもとから離れることはなさそう。 というより、できないと言った方が正しいかも。

 

次回はまとめのターンです。

 

 

↓↓ スロウ・ダメージ まとめ 真相ルートについてのネタバレ感想 ↓↓

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