腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

BLゲーム ディストピアの王 菟針李京 ネタバレ感想

李京まで終えてフルコンプしました。

攻略制限あったので、ここが文字通り真相ルートだったわけですが、ブチ込み過ぎすぎやしないかい??っていうくらいかなり濃厚なルートでございました。

結論から言うとここがピルスラでしたね。

特に李京BADがえげつなかったわー。これはキッついなーって思いながらプレイしてました。

他キャラは、BADながらにも桐久への愛が感じられたんですけど。ここはBADという名に相応しい中身だったわ。

以降、ネタバレです。

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ちょっと李京先生。これはとんでもない先生やわ。

同ブランドから発売されてるボブゲ『神学校』で、オーガスト神父っていう肉欲の先生がいたんですけど。アレとはまた違ったヤバさがありましたね。

李京はデ王攻略キャラの中で1番年上。体験版をやっただけだと、温和でゆるい大人という印象でした。

ところがルート入ってから早々に両親が彼によって殺され、後に数々の拷問受けるという。精神的・身体的に非常に痛々しい時がしばらく続いたんですよ。

いやー、これはハードル高くない?
ここからどうやってBのLに持ってくの??

水責めはプレイしてるこっちまで苦しくなりましたね。

Cool-Bのインタビューで「エグいシーンはあるのか」という質問に対して「カナヅチの方には相当厳しいかも…」ってあったんですけど、コレかーって。

ここで更に李京先生から尻に突っ込まれるワケですが、死と隣り合わせのセックスにメチャ感じまくってる桐久がエロい!

いわゆる『窒息プレイ』というやつですね。脳内に酸素いかなくなって仮死状態に近くなるアレ。

先生もともとセックスはそんなに盛んな方じゃないらしいけど、相当締まって具合がいいらしく、「こんなに締まるなら、今後組み敷く子の首は全部絞めてもいいかもね」なんてサラっとこぼしたセリフに凍りました。

空気を吸うように人殺ししたり、暴力振るうとかね。これはまた相当ヤバいキャラがきたと思いましたね。



桐久両親である博士たちですが、結果的にはユグドラシルの真実を隠蔽していた…ということになるよね?

停戦して世の中の情勢から事実を伝える必要性もなくなってきたし、この箱庭で安全に生きていけるなら現状を維持しつつ…いざという時は軍事設備だけ動かせるようにしけておけばええんやで?と、長い時間をかけてそうなっていったのだろうか。

このへんは、良くも悪くも歴代の博士たちの意思をそのまま継いだということになるのかね。ただ息子には外へ目を向けて欲しいメッセージ性は残ってましたけど。

博士の後継者として育てられてきた水明クンはどこまで知ってたんだろ。

水明クンと言えば李京ルートで彼が助けにくるシーンがあったんだけど、嬉しくて泣きそうになったね。あのときは「桐久!迎えが来たぞ!!」って本気で思った。



李京が生きていくために、自分の友人であるホンモノの菟針李京を殺害し、彼のコピーとして長年成りすましてきたワケですが。

李京がZ地区で過ごしてきた惨めな生活は、そもそも何が発端になっているのか。自分を捨ててまで他人に成り代わる選択をせざるを得なかった背景には、どんな事実があったのか…。

こういうのが李京で言うところの「真実を知りたい」になっていったのかもしれない。

結局どんな拷問を与えても桐久に言う事をきかせることはできなかったけど、桐久が提示した「言う事を聞くかわりに全部終わったら李京を殺す」にはアッサリOKしてた。

ここからの李京の変化が見どころですかね。

100%ではないにしろユグドラシルの歴史を知り、隣りには親の仇をうつために自分を殺そうとする博士の子供。

これに運命的な何かを感じてしまうあたりは李京らしいなと思いましたね。そもそも出会いからして、李京にとって桐久は興味を引く対象だったでしょうし。

どんな困難にも屈しない強靭な精神力を持った中身を持つ子でもありながら、熱でうなされれば人並みに誰かに縋ろうとする素直なところも。

こういうのを羨ましいと表現する李京にグッときたよ。

最初、桐久は真実を知るための道具だったけど、ここから可愛らしいと思える存在へ変化していくシーンはお見事でした。


ラストは2人でユグドラシルで守られた世界から、トウキョウの外で生活してくことに。以前とは違った、どちらかと言えば不便を強いられる生活。

当然桐久は李京のしたことを許してはいないし、いつかはこの手で彼を殺すのは自分だと思っている。

そういう気持ちはずっと消えないんだろうけど、この時点で殺してないところを見ると、今後そうした行動に出ることは可能性は限りなく低いでしょうね。

あの『この世の終わり』という境界線で、これまでの李京が終わっていると認識しているようなので。

今は復讐を果たすより、明らかに変化した李京の行く末に興味がある。そんな感じだった。

李京ルートはラブラブハッピー大団円!っとしたエンドではないけれど、2人が真実を掴み取ったことで、新しい人生が始まったともとれるエンディングだったなと思いました。



いつかまたユグドラシルがドームを開ける日がやってくるのだろうか。

ドームの中の人々が真実に目を向けた時、外の世界と再び交わる可能性が訪れるかもしれないことを期待しつつ締めくくりたいと思います。

次回はまとめと特典の感想あたりを載せたいですね。



↓↓ デ王 フルコンプまとめ 特典ドラマCD・SS ネタバレ感想 ↓↓
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