PS4 わるい王様とりっぱな勇者 クリアしたよな感想
わるい王様とりっぱな勇者、クリアしました。
ヤバい、涙出そうになった( ;∀;)ウルウル
以下、感想ですが若干ネタバレ気味かな?と思いますので、未プレイ方はご注意くださいませ。100%フルオープンではないです。
前回の記事でバトルシステムがーとか、散々書いたんですけど。それを帳消しにしたくらいエンディングが感動した。特にスタッフロールのところ。
そして主人公ゆうがみんなの困りごとを解決する『ひとだけすけイベント』が中々に神がかっている。
このイベントクリアが最初本当に大変で。目的地まで何度も同じ道を行き来することになるんだけど、「またかよ!」って匙を投げたくなる時もありましたね。
ひとだすけは全て終わらせましたけど、レベル上げ含め様々な装備品が入手できるのでやった方がいいに決まってるんですよ。
でもそれだけじゃない。
イベントで終わらせてしまうのがもったいないくらい、いい話があった。
私が特に好きなイベント。
1.魔本
なにこれ、やばい。このシフと魔本の過去が壮絶過ぎる。これだけで1つの物語ができるんじゃないか!?ってくらいグッときた。
魔物の村に住む女の子が魔女になりたいからと、魔女の手土産に「魔本欲しい!」とう依頼から始まった話。
この魔本がめっちゃ禁忌なヤバい本で、シフ自身の身に起きた悲惨な出来事が明らかに。そんな彼も魔物の村での出会いで救われた気持ちになる。
なるんだけど!!
それでも彼が魔本と共に旅を続ける理由が切な過ぎるだろぃ。
これ以上は完全にネタバレになっちゃうから言わないけど、泣ける。これだけで泣ける。
2.美食家ネイサン
これも反則じゃない?涙
ネイサンのそばにたハリネズミのハリーの優しさに心打たれた。ここからヤマネコの話へ流れるのが素晴らしい。
このゲームってイラストから子供向けなのかと思ってたけど、完全に大人がやるゲームだわ。世知辛い世の中に疲れたら、このイベントで浄化されて欲しい。
可愛らしいイラストだから中身もぬるいだろうと思ったら、全然普通に厳しいから!その厳しさ故の心温まるストーリーに癒されてみてはいかがでしょうか。
3.勿忘草
幼馴染に元気になって欲しくて何度も薬を作るも、思うような結果が得られず。薬の素材を採るため、ゆうが助っ人になるのですが…。
このイベントは幼馴染の絆の深さが見どころでしたねぇ。リスクがあろうと絶対に取り戻したいもののために、それぞれが自分の弱さを乗り越えていく姿に感動。
ひとだけすけ大変だったけど、エンディングの中でこのイベントに関わる会話を聞いたら、頑張ってクリアして良かったなという気持ちになった。
で、魔王についてですが。
魔王が誰なのかはプレイする前から恐らく誰もが察しているとは思うのですが、スタッフロールを見る前と後で彼に対する印象が変わりました。
今はいない、かつての勇者から託された娘のゆう。彼女がどうやって魔王のもとへやってきたかが明らかになっている。
最初、親バカなくらい娘に甘い父ちゃんだなーって思ってたんですけど。人間の子供なんて育てたことないのに、必死になって父親をしている姿がですね…。
もう愛おしくてたまりません!
これの背景には、魔王と勇者の間にある信頼関係の上で成り立っているのはわかるんですけど。それだけじゃない何かも感じられるかと思います。
だからこそ魔王が勇者の手によって倒される…そうそう、サブタイトルの『これは、いつか君に倒される物語』に繋がってきちゃうんだね。
魔王、おぬしも不器用な男だな。
過去。今は亡き勇者がこの世界平和の地盤を築くも、まだまだこれからというとき不運に見舞われてしまいますが…。
彼の意思は死ぬことなく、友から、そして子へと受け継がれた『これは、いつか君へと続く物語』へ変わっていくところが刺さった作品でした。
いやー、なんかものすごく感動したゲームだった。これは邪な気持ちで遊んじゃないけないゲームだね。
仲間はコンコ・サカサ・フローラの1匹と2人。基本は2人制のバトルだけど、最後は4人でもっと冒険したかったです。
レベルが上がっていくと終盤は大変頼もしい仲間に育ってくれました。特にフローラの成長は目を見張るものがある。
ラストは1番好きなキャラで!と決めていたのでコンコを連れて行きました。ボス直前のステータスは以下の通り。
ゆうLv.45 コンコLv.42
コンコのとくぎ、へんしんがアツイ!
どちらもレベル40を超えればエンディングは迎えられそうな手ごたえでした。ラスボスの音楽が最高に盛り上がった。サントラ付きにしておいて本当に良かった。
サブイベントは充分満足できましたが、メインストーリーをもっと遊んでみたくなりましたね。
キャラやゲーム全体の雰囲気がものすごくいいので、次はコレのもっと壮大なやつプレイしたい。
バトルシステムは本当にシンプルで、いろいろ駆使しなくていいので私にはちょうどよかった。
ただ『とくぎ』を使うためのMPが少なくて、これがちょっとストレスでしたね。バトルの中で防御したり装備品などでの回復を考えて戦わないといけないので。
MP回復アイテムもショップの定番商品として販売して欲しかったです。お金は最後かなり余るので。
それと敵から受けるダメージがやや多めかなーと。
とくぎが常に使える状態ではないので、MP枯渇してるときに👇のようにひしめき合った魔物が出るとMP貯まる前に戦闘不能になる。
だから戦い方には気を付けなくちゃいけないんですけど、レベルが上がってくるまでは割ときついバトルになるかと思います。
あと目的地までが長いのは仕方ないにせよ、交通の便があまりよろしくない。せっかちな方には不向きなマップ仕様かと思います。
ほか、次のレベルアップまであとどのくらいなのか。数値でもバーでもいいので目安が欲しかった。
ストーリー、絵や音楽がすごく良かったので、バトルシステムの調整とマップの仕様を変更して次回はもう少しボリュームのあるタイトルを遊んでみたいです。
雰囲気はこのまま維持して欲しいですねー。この可愛さとシンプルさが私にはピッタリでした。
攻略サイトなんて見なくても、自力で考えてクリアできるゲームってだけで貴重だと思います。
いずれ日本一ソフトさんのシリーズものとして、長く愛さる作品のひとつになることを願っています。このシリーズの新作出たらまた購入したい。
いろいろ綴りましたが、大変楽しく遊ばせていただきました。
この夏、ペン吉もりっぱな勇者になれた…ハズ。
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