PS4 ニーアレプリカント ver.1.22... 全A~Eエンディング制覇 感想その5
ニーア、全エンド見てきました。
ひたすらニーアやってた。さすがに4周はキツイ。Dエンド向かう途中で、ちょっと休んでた。
白い花も無事咲いてクエストは全部終わりました。ということで各エンディングの感想です。画像も派手にネタバレしてるのでご注意ください。
Aエンド
兄妹2人が焦点となった『ニーアとヨナ』エンド。
これまで妹を救うためだけにひたすらマモノ狩りをしてきたわけですが、基本どのエンディングも兄の目的は達成している。
ただニーアはあくまで器なので、魔王を倒したことでゲシュタルト計画は続行不可能となり、ここから確実に人間が滅んでいく道を辿ることになるんですよね。
まさにキャッチコピーの通り『一人のために、全てを滅ぼす』だった。
魔王を倒した後、2人のもとから静かに去っていくカイネが寂しい。この兄妹の幸せに、自分は相応しくないって思ったんだろうか。
魔王とゲシュタルトヨナも一緒に天に昇った的な終わりだったので、どちらの兄妹も最愛の家族と共に一件落着って感じなんだろうけど。
このゲームの辛いところは、誰も悪者じゃないところなんだよねー。
ゲームはニーアが主人公だから妹を助ける為に正義を振るうけど。その正義の裏では誰かが死んで、実は世界滅亡へ近づいているという事実。
ニーアとヨナが幸せそうなシーンが出てきましたが、ペン吉の心は苦しいままです。
Bエンド
魔王の『ゲシュタルト』エンド。
ゲーム冒頭、新宿で戦ってたのはこっちのニーアです。ゲシュタルト計画の実験施設からヨナと逃げてきたけど、マモノからヨナを守るため自らゲシュタルト化の道を選ぶ。
ヨナの「ずっと一緒にいてくれて、ありがとう」
このひと言でペン吉は(´;ω;`)ブワッってなった。
ヨナを1000年コールドスリープすれば病気のない世界になるからと吹き込まれ、ニーアはゲシュタルト体の成功例として機関に『魔素』を提供し続けることになったんだけど。
結局ヨナの病気は治らなかったんだよね。
ただひたすらヨナの病気が治ることだけを願って、魔王(自我を持った救世主的なゲシュタルト)として存在してきたものの。
レプリカント(器)にも自我があることが原因で、ゲシュタルトヨナは自分からその魂を消滅。兄ちゃんの1400年はあっという間に終わってしまうのだった。
このあっけなさも割と残酷だよねー。1400年という時間とヨナの気持ちは決して比例しないってことやん。
ゲシュタルトのニーアもヨナに対しては超がつく溺愛ぶりだったけど、せめて最後のひと言で救われて欲しいと思いたい私がいる( ;∀;)
この兄妹たちの『家族として互いを慈しむ思い』、それだけで胸がいっぱいになったわ。
あとエミールが頭のみで生存していることがココでわかるのですが、当時PS3版でどれだけ歓喜したことか。
人間の姿のときは『儚く幸薄い美少年』というイメージだったけど、ニーアたちと一緒にいるようになって予想外にたくましくなってて微笑ましい。
Cエンド
これはもう完全にカイネエンドでよいのではないでしょうか。攻略本では『最期ノくちづけ』と題されている。
ここまでは妹を救うことがメインだったので、あまりカイネに対してアクションを起こすことがなかったのですが。
ニーアとカイネの仲に期待してたプレイヤーにとっては、ご褒美的なエンディングだったんじゃないかなと思う。
ただニーアにとっては、あくまで大切な仲間という位置づけだったと思うのですよ。このキスシーンについては『愛』というより『感謝』という意味合いの方が強い気がする。
魔王戦までに仮面の王やエミールが犠牲になってますが、魔王に勝った後でさえマモノ化したカイネと戦わせ命を終わらせるという鬼畜仕様。
それでもこのエンディング結構好きなんだよね。理由はカイネに憑いていた『テュラン』という別のゲシュタルトの存在。
テュラン自体は非常に獰猛かつ凶悪な性格ですが、カイネの心情に触れることによってラストでは思いがけない選択肢をニーアに与える。
最初はカイネの身体を乗っ取ろうと虎視眈々としてましたが、最終的にはカイネにとっての救いをニーアに託すんですよ。ここは本当に刺さった。
ところで。
私が『カイネってニーア好きだよね!?』って思ったシーンが2か所ある。
1つは石化から解かれてニーアを見たとき。
少年だった姿しか知らないハズだから、こんな立派な青年になったのかーっていう喜びと、予想以上にいい男になってたという驚き。
もう1つは魔王戦へ向かう途中でニーアに活を入れたとき。
エミールが犠牲になってしまったことに激しく落ち込むニーアに蹴りを入れるカイネさん。かなり容赦なくいってます。
このあとハッと気づくんですよ。つい暴力ふるっちゃったけど、これ私の好きな人やん!って。
なんだかとってもカイネさんらしいじゃないですか!
当時あとから攻略本読んで、やっぱりそうだったとわかった時はちょっと嬉しかったですね。私のラブセンサーは昔から感度抜群ってわけですよ!( ー̀ωー́ )ドヤ
そんなワケでCエンドは、意外なほどにLOVEっぽい要素が多かったエンディングだっと思いました。
Dエンド
ウワサのDエンド『最後ノ代償』
このエンディングを見ると、全てのセーブデータが消える仕様のエンドです。
PS3版ではDエンドを見るべきか見ないべきか、ものすごく迷った思い出があります。だってセーブデータ消えちゃうから。
私、また少年時代に戻ってイノシシライダーしたいし、せっかく強くなったから巨大で硬いマモノをバッサバッサとなぎ倒したいよ…。
そんな思いがあって、Dエンドは迎えていなかったのです(暴露)
CとDエンドの分岐がだいたいこんな感じ⇒『カイネを殺すか』or『自分が犠牲になるか』
もうこれは究極の選択じゃない?
でもさ、きっとニーアなら自分が犠牲になることを選ぶと思うんだよ。
妹を助けたあと、本来であればこれから一緒に過ごせることを望んでいたと思うけど。
自分にカイネを助けてあげることができるなら、やっぱりそっちを選んでしまうのはごく自然のことって思えるくらいに決断してるのはないかと。
ニーアの存在が消えてしまえば、ヨナやカイネの記憶からも消える⇒セーブデータも消えるってことなんだろうけど、やっぱりこのゲーム仕様って無情やわー。
Eエンド
Dエンドのその後。
このエンドを作ってくれてありがとうと伝えたい。
Eエンドは攻略本に載ってた『失ワレタ世界』だったんだね。
ニーアは基本どのエンディングもBADエンドなので、その中でも唯一異色と思えたエンディングでした。
私、DODとPS3/PS4ニーアレプリカントしかプレイしてないので、他のシリーズのどの部分にこのエンドが絡んでくるのかはさっぱりわかりません。
それでもDエンドのままではあまりに寂しいじゃないですか。
例えこの先の未来が世界の終わりだったとしても、1度はなくなった大切な存在を取り戻したいという強い気持ちは素直に感動しました。
SSで読んで内容は知っていたけど、やっぱり声がつくと違うわー。カイネの本音の叫びを聞いた時は全身がざわついた。
まとめ
全てのエンディング見たので、これでニーアは終了です。
PS3版はプレイしてるので、まったく新しいゲームをプレイした感動とまではいかないにしろ、オートバトル採用でアクション苦手な人でも十分に楽しめる作りになっていたのが良かった。
というか、あまりに華麗過ぎて「私もしかしてうまくなったの?」って錯覚を起こすくらいスムーズなバトル展開。DLCもオートバトルのお陰で楽々クリア可能です。
敵が強くて勝てない・ボタン押し過ぎで指が痛い・頼みの綱が回復アイテムという、これまでの不安要素が全てなくなっていました。どんだけヘタなんだ、私w
美しい絵と音楽、どこか物悲しいストーリーが見事にハマった作品でしたね。
今回は限定版を買いましたが、ここに入ってたサントラがすごく良かった。
2枚組というボリュームと飽きさせないアレンジが本当に秀逸。限定版だけっていうのがもったいないくらいに感じる。
気になったのはロード時間がちょっと長いかなと感じた。それと今回トロコンはしてませんが、素材集めはかなり時間と根気が必要かと思います。
このゲームを遊んだら、是非攻略本を読んで欲しいですね。作品の背景とか、ゲームでは明かされなかった真実が目一杯詰め込まれていますので。
過去のコンプリートガイドは恐らく重版しないかと思うので、新しい攻略本(2021年7月9日発売)で隅から隅までニーアを堪能して欲しいです。
以上、ニーアレプリカントの感想でした。