腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

Switch BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) ヘルベチカ ネタバレ 感想その3

バスタフェ、ヘルベチカさん攻略しました。
何故か彼には『さん』付けしてしまう私。

街で人気の美容形成外科医。腕もさることながら、本人の美貌も相まって特に女性からの人気がすごい。

フィクサーとしての仕事は、変装が多かったですね。しかも女装!声色まで自在に変えられるってスゲー!

実は正直言うと、攻略キャラの中で1番苦手なタイプでした。女性慣れしてて、本人も自分が美しいとハッキリ自覚しています。

話すことも、どこまでが本当でウソなのか。あまりに自然過ぎて、捉えどころが難しいキャラだったように思います。

テウタも初対面で自分の容姿に点数つけらて、カチンとくるくらいですからね!

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これまでプレイしたシュウやクロちゃんのルートで、ヘルベチカさんの後見人は名門校の教授・サウリ先生だと聞いていました。

教授で、しかも外科医としても凄腕の先生ですよ!人の心理を見抜くことにズバ抜けた人。そんな人が後見人って、きっと育ちが良いどこぞのお坊ちゃんかと思ってました。

これ以上はネタバレになるので伏せますが、このサウリ先生って、どこか不思議な感じする先生ですね。肉親じゃなくて、後見人だからそう感じるのか…。

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このルートは特に感じたんですが、このゲームって常に「問われている」ような気がしてならない。

そしてここは『生きる』という話がテーマなのかな?

今回も結構…というか、かなり重い話でしたね。わりと堪えた。この後モズ・リンボと残してますが、彼等もこんな感じなんだろうか。

それでは、これ以降ネタバレとなります。

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冒頭は、テウタがヘルベチカさんのクリニック特集の記事を担当することになったというところから。この日は1人の女性が彼にカウンセリングを受けにやってくる。

彼女は共通ルートでよく出てきた移民街『ブラックホーク』に住んでいる。ここの住民の多くは、人身売買されて不法に入国してきた人が多く住む街です。

仕事は低賃金の工場勤務から、ドラッグ売買、運び屋、売春など様々。まあこれでだいたい察していただけるかと…。彼等は外の人たちからすると、『底辺のクズ』という位置づけになるようです。

今回の取材はクリニックの宣伝も兼ねているようですが、ここで彼の仕事に対する思いが語られる。彼曰く「変わるきっかけ」を与えてあげたいという話。

最初、ヘルベチカさんのクリニックはお金を払えば誰でも受けられるのかと思っていたら違うんですね。患者となる会話から、相手の外見や内面を的確に判断し、その人に1番合った診断をする。

へー、さすがプロやん。

ヘルベチカさんの観察眼がすごいです。そして彼の仕事に対する考えを聞いて、イメージが変わった瞬間でもありました。


ただ、特集で自らヌードグラビアを提案してるのにはどうよ。ゲーム中にその写真出てきたのでしっかりスクショしておきましたよ。

ところが、カウンセリングを受けた女性は殺害されてしまう。

その後クリニックの特集第2弾として、顔の半分に大きなアザがあるマグダという女性。彼女が次の患者としてヘルベチカさんの前に現れます。

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この後怒涛の展開となわけですが、ここで語られる彼の過去が壮絶過ぎる。

なんとヘルベチカさん自身も『底辺』側の人間であったという事実。彼もまた冒頭でカウンセリングを受けに来た女性と、同じ仕事をしていたということです。

ただそのあたりの記憶はほとんど覚えていなかったようですが、この事件をきっかけに過去の記憶を取り戻します。

なんでも当時仲間たちと盗みに入った家で酒とドラッグをやり、不注意から火災事件を起こしてしまいます。ちょっと長くなるので、以下にまとめ。

燃える家に仲間が1人逃げ遅れる
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ヘルベチカさん「消防呼んで助けなきゃ!」
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仲間たち「警察来れば捕まるし、むしろ燃えた方が証拠消えて好都合」
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ヘルベチカさんは反対する
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おまい裏切り者
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顔の形がわからなくなるくらいボコられ瀕死状態
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サウリ先生が見つけて救出に至る

彼の過去は、犯罪者であり『底辺』側の住人で、仲間を見捨てた裏切り者だった。

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当時逃げ遅れた仲間はマグダだったわけですが、彼女は生きてたんですね。なんでもギャングは仲間意識が非常に強く、一度仲間になったらそこから抜けることは許されないようで。

マグダとしては、また彼を『底辺』側へ呼び戻したい一心だったんでしょう。

仲間だからと言えば聞こえはいいけど、これって要は自分だけ『そっち』側の世界でいられるなと思うなよってことでしょ?

この時、共通ルートでイリーダが仲間を殺害してしまった事件を思い出しましたね。自分だけ、この地獄から抜けようとするなんて許せない的なアレ。

今の生活とはかけ離れ過ぎてるひどい過去ですが、どちらもヘルベチカさん自身であることには変わりませんからね。

このルートは、テウタが必死に励ましている姿が印象に強く残っています。いやー、テウタっていざとなったとき強いよね。なんでも一生懸命で、逆に手を貸してあげたくなるタイプ。

そして後見人であるサウリ先生も、彼のことを大切に思っているのがわかります。今のヘルベチカさんが在るのは、先生が彼に「きっかけ」を与えてくれたから。

そこから必死に這い上がってきたヘルベチカさんの努力はすごかったのかもしれないけど、「きっかけ」だけじゃない。色んなものを彼は先生からもらっているハズです。

そしてそれは先生だけじゃない。テウタや一緒に住んでる仲間からも…。

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ラストはちょっと強引に甘めに持っていった感が否めませんが、最初のイメージとルートを終えた後では、彼に抱く印象は随分変わりましたね。

自分の過去も弱さも全てを知ったテウタに対し、嫌われたくないとか自分だけを見ていて欲しいとか。意外と恋愛方面はクロちゃんと、そんなに変わらないという感じがしました。

普段がちょっと意地悪じゃないですか。テウタをからかって楽しんでいるのに、いざ彼女が離れてしまうかもって思ったら寂しく思うなんて。

天邪鬼さんなんですね。

人の第一印象は見た目で9割で決まると言っていたヘルベチカさん。そんな見た目を飛び越えて、彼の中にグイグイっと入っていったテウタに脱帽です。

 

BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) - Switch

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