腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

東京24区 ドラマCD 『白洲武彌の奇妙な一週間』 特典CD&SS ネタバレ感想

甘ー!

ゲームフルコンしてから結構経ちましたけど、やっぱりこうしてドラマCDが出ると嬉しいですね。

今回はAGF2021事前通販で予約して、ドラマCDのほかSSやグッズが一緒になったセットを購入してみました。

去年の遊馬も甘々で良かったんですけど、白洲さんのは収録時間が1時間強と2倍以上になり、ストーリーの方も楽しませていただきました。

ゲーム本編では、互いの力量を認め合ってライバルでもありコイビトとも言えなくもない間柄で終わってましたけど。さすがにドラマCD2作目ともなるとホント甘々でヤバい。

久々に白其聞いたけど、やっぱりこのカプ最高だわ。



以降、本編CD・ホビガ特典CD・書き下ろしSS冊子のネタバレ感想になりますのでご注意ください。

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ドラマCD『白洲武彌の奇妙な一週間』

 

初めて会ったときはあんなに腹の探り合いしてたのにね。今となってはいい思い出ですよ。私の中の白其は、完全に晟尋が舵を取ってますね。

あんだけ自分のスタイルを貫いている人が、晟尋の話には耳を傾けるし、素直に甘えられるとこれでもかというくらい甲斐性を発揮しますから!

デキる男なのに、意外と子供っぽいところが私は好きです。


今回は相続税の支払いにと、東京都に譲渡されたブルーダイヤに纏わるお話でした。

これまでこのダイヤを所持していた家は、みんな事業で失敗して最終的には手放すといういわく付きの宝石だったようです。

白洲さんの性格からして、こんなオカルトめいた話は当然興味もないわけですよ。

ダイヤのオークションが終了するまでは都が保管するのですが、ここから白洲さんの身に起きる奇妙な出来事。

この手の話は全く信用してなかったのに、晟尋からの電話で「ダイヤが寂しがっている」という話を聞いて対策を講じます。



この話、晟尋ではなくダイヤの意思が白洲さんへ伝わったようですが、電話の最後に『私を寂しくしないでくださいね』で白洲さんの心が動くところが見どころですね。

自分にとって価値のある大切なものは、ただ所持しているだけでは宝の持ち腐れ。それこそダイヤのように機嫌を損ねて離れていってしまうかもしれない。

たくさんの愛情を注ぎ同じ時間を共有し合うことで、どちらも満たされた関係を続けていくことができるんですよね、きっと。



いやー、それにしても。

晟尋がドラマCDの回を重ねるごとにエロくなって困る。2人の関係性もエンディング迎えたときのようなあやふやなものではないですしね。

白洲さんって晟尋と会う前は一匹狼だったけど、今では彼の中にちゃんと晟尋のスペースができてますから。

心も身体もしっかり2人が繋がっていると実感できたドラマCDだったと思います。


今回蓼丸も登場していたんですけどね。

ダイヤが相続税の支払いに使われたことの真相を探るべく、お得意の暗躍でその裏側を暴こうとする蓼丸。何か企んでいるときの蓼丸って、どうしてこんなに生き生きしてるんだろう。

『人間の黒いとこ見るの好きだよな、お前。引くわー』

晟尋からピシャリと言われててワロ。

やっぱり蓼丸はこうでなきゃね。



24区、Switch版出るのは決定したけどFDは出さないのかなー。

私、この2人が協力して国を動かす…とまではいかなくても、都知事と国家議員の立場で何かしらの課題へチャレンジしていくような、そんな話をゲームでやりたい。

白其は将来への可能性がかなりの確率で現実味を帯びるくらい強い関係性だと思うので、2人が活躍するシーンをもっと見てみたいと思ってしまう。

破天荒な白洲さんと静かながらも確実に仕留めてくる晟尋は、最高に相性がいいと思う。

24区ってラブも勿論あるけど、それにプラスして愛とか恋じゃない繋がりがあるところが気に入っている。これは白洲さんだけじゃなくて、みんなにある。

甘々も好きだけど、それだけじゃないというのをここまで強く感じたゲームはなかなかないから、ここで終わらずに次へ繋げて欲しいなー。

 

 

ホビガ特典CD『生ものですから』

 



タイトルからして想像はしてましたけど、まさかここでズバリ白其同人誌の話が出てくるとは!

つうかもともと蓼丸が所持していたものを、たまたま見つけちゃった晟尋。

蓼丸が買うはずないからって言ってたけど、正直なところこれは可能性としてゼロではないと思うのですよ。

最初のきっかけは蓼丸本人ではなくても、彼のことだから1度知ってしまえば今後もチェックし続けると思います。

しかもやけにそっちの話に詳しい白洲さんwww

内容としては、自分達の描かれたマンガを見ながら、2人のコメント付きで進んでいきます。

ちょ、これ終始笑いっぱなしでたまんないわ。2人が素で楽しそうに本を眺めている姿が浮かんできたよ。

同人誌の後編がどうなったのが激しく気になる。

 

 

書き下ろしSS『爪が伸びたら』

 

深夜のホテル。
情事後、目を覚ました晟尋。

目の前にはバスローブを着た背中と、どうやら白洲さんが爪を切っているというシーンでスタートします。

このSS、ストーリーとしては大きな動きはないけど、晟尋や白洲さんの些細な心情の揺れみたいなものが濃厚に描かれていると思う。

会話や行動は大人の恋と呼ぶに相応しい2人だけど、実は意外にも晟尋が白洲さんの反応を楽しんでいる面もあるよね。

例えば、途中で晟尋が自分の爪も切って欲しいとお願い…というよりはねだるって感じかな。言葉にはせず白洲さんに指を開いて切ってってやるんだけど。

晟尋のこういうところが魔性だと思うの、ペン吉は。


白洲さんが自分の背中に傷がつくと知ってても切れって言わないのとか。その傷痕見て、いやらしいアクセサリーと表現するのとか。

これは完全に2人がそれを楽しんでいるってことやん。

これまでも散々2人の駆け引きがあったけど、ベッドの方でもあえて言葉には出さないささやかな駆け引きがあるのが白其だよねー。

こういう遊び心があるカプ大好き。



アニメイト・ステラ・Amazonではホビガとは違う特典CD付くようなので、気になる方はチェックしてください。発売は2021年12月24日です。

特典CDのタイトルは『オチない二人』

 

BLゲーム 患者Sの救済 フルコンプ 渋澤秀司など ネタバレ感想

患者S、完走しました。

面白かった!
そしてエロかったです!!

『裸執事』よりかなりマイルドでしたねー。人の生死を扱う題材でもあったからなのでしょうか。でも安定のアヘ顔はあったの満足です♡

攻略についてですが。
…難しかったです。

自力攻略したかったんですけど、どうにもたどり着けないエンディングがあって教えていただきました。

スキップが快速快適でしたので苦ではなかったのですが、訪問先やら選択肢を何通りも試す必要があったので時間かかりました。

システムは快適なんですが、1つだけ気になったところを。

ゲーム立ち上げていても他の作業をするとBGMを流すことができません。これはそういう仕様にしたのかな?

私はゲームの感想を書く時、そのゲームに使用された曲を流したまま作成するんですよ。今回はパケ版についてたサントラディスクがあるので、それで代用可能なのですが…

作業しながらBGM聞きたい人には残念な仕様かもしれませんね。

前回患者だった3人の感想を上げましたが、今回は所謂ハッピーエンド、全員が助かったエンドと渋澤先生について載せてあります。



ここからネタバレとなりますので、未プレイの方はご注意ください。



まさかタイムリープしてるとは( ゚д゚)!!

エンドを迎えると通常はタイトル画面に戻ることが多いのですが、このゲームは強制的にいつも『はじめから』スタートしている。

空歌が死ぬと世界がリセットされる仕組みのようです。なんかリゼロっぽい。

何度も繰り返していろいろなエンディングを迎えると、これが繰り返されている世界であるとやがて気づくんですね。

空歌、過去の記憶を持ったまま先生のもとへ戻る!

チンチンストライキ起こしても皆を助けたい一心で…
そして何より自分が生きるためにこれまで奮い立たせてきたんですよ。

なにってチンチンを!!

妄想のレパートリーが豊富な空歌だけど、普通のシチュエーションではチン反応が鈍ってきてしまうのは最早仕方のないこと。

そんなとき渋澤先生がそのシーンにベストな道具や薬を用意してくれたのは、過去の経験があったからこそだったんだねー。

そう、これは偶然ではないのです。渋澤先生が変態であろうがなかろうが、全ては来たるべき日に備えていたのだ!!

そうかー、そうだったのかー。

ペン吉の中であんなシーンやこんなシーンの伏線が繋がり、今度こそ皆が助かって終わるんだっていう謎の気概に溢れました。

実は前日にコロナワクチン接種(2回目)やってて、38℃程の発熱が前日から続いてたんです。寝てても頭痛で眠れないので、ここは迎え酒よろしく患者Sやってたんですけど。

このときだけは夢中になってたせいか、あまりツラーってならなかったですね。

副反応すらも超える患者S。

空歌のキンタマが覚醒したように、ペン吉の痛みを止める何かが覚醒したのかもしれない。これはまさしくチンチンマジック!



はい、チンチンから離れますね(真顔)



時間の繰り返しを認識しているのは渋澤先生だけだった。でもその記憶をもっている先生はずっと1人で特効薬の研究をし続けていたんだね(´;ω;`)

なんかコレだけで泣けてきちゃう。

ここからは水を得た魚のように効率よく治療をする空歌。怒涛の展開にめっちゃ興奮しながらテキスト追ってました。

特にツンツンの皆川さんを上手く操作しているあたりはニヤっとしてしまった。みんなのアヘ顔をこんなに嬉しく拝めたのは初めてかもしれん。

ラストで「新薬できた!」ってなったのに、まさかの時間切れだった時は「はあ??」ってなりましたけど。更に時を越え最後にみんなの元へ会いに行った時は目頭を押さえたね。

一体誰が想像できただろうか。まさかマーダーさんでこんな涙を流すことになろうとは…(失礼か)何度も繰り返し、生きる未来を掴み取った空歌に心打たれました。


そしてこれは先生の並々ならぬ努力があったからこそ。

 

 

渋澤秀司

 

先生のデリカシーのなさが半端ない!

 

見た目は医者らしくないけど、何より空歌のことを1番救いたいと思っていたのは渋澤先生だった。

一部の人だけが恩恵を受けられる治療では、本当の意味での救済にはならない。

繰り返す世界で何度も空歌の死を見届けてきた先生だけど、僅かな変化に可能性を信じて諦めなかった精神力がすごい。

空歌が「先生もキャンドル病にかかってるよな?」っていうのは、薄々そうじゃないかなとは思ってました。でないといろいろ辻褄が合わないから。

一度『エンディング16』を見た後、もう一度『エンディング14』見たんですけど、今回はダメそうだからと、せめて精液だけは搾り取ろうとする先生がちょっと怖い。

どうしたら空歌に精液をたくさん出させるか。徹底的にコレだけ焦点絞ってる先生がマジでパネェッス。

残された時間が少ないから、患者の治療や献精を強く要求してたのはこういうことだったんだなーって、後からわかりました。



いやー、それにしても久々に平井さんのBLが聞けて本当に嬉しいですね。

平井さん出てるからって飛びついた姉さんもいるんじゃないかな。もしくはコレがきっかけで『鬼畜眼鏡』デビューしちゃった方もいたりなんかして。

私、平井さんの特に受けが好きで、患者Sで主人公に掘られるシーンがあるとわかったときは万歳三唱でしたよ。

 

正直に打ち明けます。

 

先生とのセックスで、空歌から「もっとかわいくおねだりして」と命令されてたシーンがありましたけど、「ナイスだ空歌!わかってんネ(^_-)」って内心思ってました。

苦しそうに必死に我慢している表情や声がヤバ!!もうホント最高だったよー。普段事務的な会話が多かったせいか、余裕のない先生をこんなにも堪能できてペン吉は幸せ者です。

受け側って体力的にも大変だと思うんですけど。それでもたまにはBLゲームで平井ボイスを堪能したいでござる。

 

 

気になったシーンや他エンドについて

 

ビックリしたのはまどかさんとの絡みがあったことですねー。

献精をまどかさんに手伝って欲しいという選択肢があったので、きっと彼女もどこかで餌食になってしまうんだろう…という予想はしてました。

豊満なおっぱいがばいーん!と出て来たときは、これをオカズに抜いて終了かな?って思ってたんですけど。そしたら最後までやってとるやん!

うはー、マーダーさん攻めてきるわー。

こんな気持ちでプレイしてたんですが、最後のへんの空歌のお願い聞いちゃったらちょっと切なくなった。



あとは、アレ。スタッフステーションへ通うやつ。エンディングナンバーでいうと、12と13ですね。実はここのエンディングがどうしても開かなくて助けていただきました。

ここは人がいなくなるまでスタッフステーション通って、あとは誰のルートにも入らなければイケるルートなのかと思ってたんですよ。ところが何度やってもエンディング1になってしまう。

そしたらエンディング14見た後⇒『はじめから』でないと行かれないとご教示いただき、ようやく道が拓けました。

ところがですね。道が拓けたと思った先は、そのまま人生を終えるルートでございました。しかもおっかない感じの。

えぇ、完全にホラーやん。

まどかさんの傷ついた白い手がドアップで出たときは、マジで背筋が凍りました。病院の怪談話ってシャレにならんわ。

普通では終わらない患者S。最後の最後まで楽しませていただきました。

 

 

さいごに

 

タイトルが発表されてから日の目をみるまで随分かかりましたが、こうして楽しく遊べたことを心から嬉しく思っています。

PCのDL版が4,400円。スマホブラウザ版にいたっては3,300円と手ごろなお値段なので、是非たくさんの人にプレイしてみていただきたいですね。

『裸執事』はちょっと厳しいカモという方は、まず患者Sから慣らしてみてはいかがでしょうか。もっとマーダーワールドを堪能したくなったら、ぜひ裸まで突っ走って欲しい!


以上、患者Sの救済。
フルコンプのネタバレ感想でした。

 

患者Sの救済 PCダウンロード版

 


患者Sの救済 ブラウザ版

 

BLゲーム 患者Sの救済 三島春輝・皆川学・安田光雄 ネタバレ感想

マーダー工房新作『患者Sの救済』さっそくプレイしてみました。

 
患者Sの救済 PCダウンロード版


ペン吉の中でマーダーさんと言えばズバリ『裸執事』です。これ当時フルコンして、いろんな意味で衝撃的なBLゲーだったんですよね。

これまで私がプレイしたことのないタイプとでもいいましょうか。とにかくバカバカしくてどんだけ笑ったか。ぶっちゃけ万人にはオススメできないんですけど。

総攻め主人公がやりたい放題。ありとあらゆる凌辱の限りを尽くしますが、まったく暗い気分にはなりません。むしろ公式の執事愛が凄まじい。

たまにペン吉の理解できる範疇を超えましたが、このショッキングなブランドさんの新作ならば遊ばないワケがない!

ということで、クラウドファンディングを利用してパッケージ版を支援させていただきました。

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さっそく感想へいきたいのですが、ちょっと攻略に手間取りまして。すでにフルコンプ済ですが、感想を2回に分けることにしました。

今回のお話は病院モノ。

白衣あり、メガネあり、難病あり。ボブゲ的な視点から言えばウハウハな設定じゃないかしら。

5年以内の死亡率100%という、通称『キャンドル病』

主人公の空歌もこの病気に罹患しますが、なんと彼にはこの病の特効薬になりうる『万能阻止因子』の保有者だった。だがしかし!彼自身に効果はない。

他の患者にこの『万能阻止因子』を摂取してもらい、彼等の治療データをもとに特効薬を作ろうって寸法です。

で、体液ならなんでもいいそうですが、1度にたくさんの体液となると『精液』が妥当らしく…(キタヨキタヨ)

医師でもありこの病気の研究者でもある渋澤先生と結託…協力してもらい、患者たちに治療を行っていくという感動的医療ドラマ…と言えば美しいのでしょうが。

実際の治療って、ぶっかけ・フェラ・セックスなんですよ。

そして彼は先生から与えられた特権(病院内で主人公の言うことには何でも従わなければならない)を使い、治療という名の性行為に及びます。


いやー、すごいよね。治療と言えば聞こえはいいけど、これ完全に空歌の独壇場やん。

強引な設定に最初はニヤニヤしてプレイしていたんですけど。各キャラのエンディングを迎えるうちに、みんなの残されている時間は僅かであるとわかり非常に複雑な気分になっていきました。



ここからネタバレしてるので、未プレイ方はご注意ください。



これまでの感覚だと、攻略したいキャラに通い詰めてアレコレ選択肢を選んでいけばそのキャラのエンディングへっていうのが王道かと思うのですが…。

患者である春輝君・皆川さん・安田さんを攻略したけど、どのエンディングも主人公の空歌かお相手のどちらかが死んでしまい悲しい結末しか見ていません。

では、ここからキャラ別の簡単な感想です。

 

 

三島春輝

 

 

美しくカワイイ子。

性格も大人しくあまり自分のことを主張したりしない子ですね。性的経験は一切なく、空歌に治療だからと強引に快感をもたらされていく姿が非常にエロいです。

絵面的にも美しいので、ショタや美少年が好きなお姉さまにはオススメしたい。

話を聞くと、どうも家族からは厄介者扱いを受けているようで、ここが自分の死に場所だと諦めている様子に悲しくなってきた。

空歌自身、春輝君のことをカワイイと思っているようで他の患者とは明らかに接する態度が優しい。

ただそんな中、何度も同じような治療行為に及んでいるとチンチンがストライキを起こし勃ちにくくなってしまっているようですwww

そこで渋澤先生から渡された道具を使用して新たな刺激を得て勃ちあげようって…だんだんエスカレートしてきてんなー。渋澤先生の渡してくる道具が本気でいやらしい。

なんかね。エロ視点と治療視点のどちらで見たらいいか途中でごっちゃになってきてるんよね。

空歌の懸命な治療行為に、自身で「病気を克服し退院しよう」という意思が芽生えた時は感動してしまった。

 

 

皆川学

 

 

メガネきたぜ★

これはまたすげー、どツンなキャラだね。

こんな堅物兄さんが本当にケツ出してくれるんかよって思って通ってました。

人物紹介にあるように、エリートなサラリーマンだけど性格は腐っているってやつです。ただ3人の患者の中で唯一、本気で治療して退院したいと思っている人でもあった。

こういう兄さん、理詰めで説得しないとなかなか協力してもらえないのかな…とも思ったんだけど。渋澤先生の助言と特権をフル活用して治療に当たりましたよ。

神経質なツンツンキャラを、なんやかんや屈服させたいドSな姉さんにオススメしたいキャラですね。

基本人を見下している人なので、性行為も自分が主導権を握っていると勘違いさせれば積極的になってくれた姿は微笑ましい。

ただ私、皆川さんの負けん気な性格嫌いじゃないよ。

むしろどんな状況になっても、自分の力で戦って勝ち取ろうという意思を強く感じた。

空歌のことは「バカでどうしようもない奴」だって言っていたけど、「お前も病気克服して這い上がってこい」って言われているような気がしましたね。

どちらか一方が施しを受けるっていうんじゃなくて、治療したデータが結果的に空歌の命を救うことになる。言わば対等な関係ってやつ。

共に戦った戦友として、隣りに立っていて欲しかったんじゃないのかな?とそんなことを思ってしまった。

 

 

安田光雄

 



40歳のおじさん。

私、安田さんを初めて訪ねた時軽いショックを受けた。実はもっとおっとりしてて、空歌の話をうんうんって聞く優しいおっさんかと思ってたんです。

そしたらすごいグイグイくる人で、話すネタも若干寒さを感じました。

しかもめっちゃドM!

テキストにもあったように、イイ感じで肉が乗ったお腹とかお尻とか。妙に表現がリアリティ。

一番びっくりしたのは、ヤッてる時の喘ぎ。病院中に響き渡ってるんでないか?ってくらいの叫び声でたまげました。

態度では『恥ずかしい治療でもドンとこい!』って感じなのに、いざ行為に及ぶと照れる顔とか恥ずかしがるところとかね。懸命に照れ隠ししてんのが、もうなんかたまんないんだわ。

これ、素質のあるおじさんを開拓するのが好きな姉さんにはオススメ。打てば響くって言うんでしょうか。基本は心根の優しい人なので無害ですが、快楽には貪欲な印象を受けた。

ただしこれは「空歌だから」という理由があるからなんですけど。私、これが最初全然理解できなくて。

何度も会話したり治療していくうちに「いい子だな」っていうならわかるんだけど、安田さんは最初から100%空歌のこと受け入れていたやん?

ここのルートは珍しく空歌が安田さんに執着してて、彼の本音を探ろうとした。

自分が特効薬のカギとなる『万能阻止因子』を持っているせいで、皆を救わなければいけないという重大な役目を負うことになってしまった。これを安田さんにブチまけるんですね。

これはやっぱり年の功なの?この人なら弱音を吐いてもいいって思わせる安田さんスゲー。

 

 

以上、患者3名のルートを攻略した感想となります。

ただ精液を与えて治療してるってわけじゃなくて、ルートを繰り返すごとに患者の精神的な部分にも迫っている。

『病は気から』とはよく言うけど、やはり本人に治そうという意思がないと難しいよね。

ここまではまだ救済とまではいってないんだけど、次回の感想記事で大団円の感想を書こうと思います。



↓↓ 患者Sの救済 フルコンプ 渋澤秀司など ネタバレ感想 ↓↓

penkichi-201902.hatenablog.com

 

BL雑誌 Cool-B 2021年11月号 Vol.100 感想 祝100号記念 歴代表紙総選挙!

クルビ100号おめでとうございます!

記事冒頭から大寒波吹き付ける出版とBLゲーム業界の明日は五里霧中ですが…」て。このあたりの文章から、非常に厳しい中で刊行してるのだというのを感じました。

業界だけでなく、遊ぶ側のユーザーも日々実感しているのではないでしょうか。

今や新しい情報は瞬時に手元(スマホ)へ送られてくるネット社会。隔月・特に紙媒体となると、コスト面から積極的に展開は難しいかと思います。

BLゲームも全盛期から比べると新しいタイトルがかなり減っていますので、少ない情報をいかにページを増やして1冊の本に仕上げるのか。

こいうのを考えると、雑誌編集に携わっている方たちには頭が上がりませんね。

それでも私のようなBLゲーム大好き人間にとっては、唯一の関連書籍です。

やはりできることなら存続して欲しいので、ささやかながら今後も応援していきたいと思ってます。

では以下感想です。


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今号は完全に読者参加型へシフトしてますね。

100号記念は読者にも参加してもらい、みんなでお祝いしましょう!っていう感じでしょうか。

手を変え品を変え、じゃないですけど。編集さん、本当に毎号いろいろ考えて制作してんだなあーって感心してしまった。せっかくなので私も参加しようかな。


1.歴代表紙総選挙

1号から100号までの表紙を読者が付属のハガキ1枚につき1つ選んで応募。1位はジークレー版画で、2位・3位は大判アクリルパネル。うわー、すごいね。

上位入賞は特製グッズ化して、投票者の中から抽選でプレゼントだそうです。

1つ1つの表紙に各メーカーや担当された先生からコメントついてる。これは感慨深い。

私最近のクルビしか手元にないから、こうして改めて見ると懐かしいなーって。このゲームハマったなーとか。

表紙でBLゲームの歴史を感じます。

クルビって付録でディスクのROMが付いていたことがあったんだけど、いろんなゲームの体験版や壁紙なんか収録されてて好きだったんだよねー。


2.100号記念爆大プレゼント祭

やっぱり目玉は原画家さんや声優さんの色紙ですかねー。一部掲載されていない色紙があって残念ですが、完成したら公式Twitterでお披露目とかあるんでしょうか。

せっかくだからやっぱり拝みたいよ。

グッズ関連も目を通してみたのですが、こんなのあったんだ!って思ったのが、鬼畜眼鏡の佐伯克哉モデル(メガネ)

今よくアニメやゲームキャラをイメージしたメガネフレームを、コラボ企画として販売してるよねー。

そうかー。鬼畜眼鏡もやってたのか。これは欲しかったなー。鬼畜眼鏡と言えば、Sprayさんは新作出さないのかな。学園ヘヴン結構好きだった。


3.応募100票に達すればタペストリー化プロジェクト

なにこれ、私のための企画ですか?

私、クルビのタペストリーはかなり買ってますよ。もしかしたら「この人また注文してきたよ」って、中の人たちには思われているかもしれない。

勝手な妄想ですが、そのくらい毎回買ってるわ。

エントリーされたイラストが結構限られているなー。これは仕方ないか。100票いかないと…だからね。付属のハガキで3つまで投票できる。

中には以前タペストリー化されてるイラストも候補になってるので、コレあの時逃した!って人は嬉しいかも。

今でこそタペストリー販売が限定的になってしまったものの。

昔の本誌限定販売はテレカや図書カードだったので、そもそも復刻以外で好きなイラストがタぺ化できるならこれはすごい企画だと思う。


ペン吉が個人的に好きなイラストは、橋姫・水上&玉森の桜のやつ。これポストカードも持ってるけど、水上が開眼してるところと、桜が本当にキレイで好きなんですよねー。

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ポストカードじゃ物足りないから、タペストリー化が実現したら是非飾りたい。

これまでクルビ関連で入手できたポストカードやらブロマイドは、全部ファイルで保管してます。コレクションはしてませんが、お気に入りは時々フォトフレームに入れてPC横に置いてますよー。

あとラキドのジャンさん・ラグトリフ・バクシーのイラスト(Vol.29表紙)

ラキドは表紙が多かったからタペストリーもそれなりにあるけど、ラグが載ってるのが非常にレアかと思う。

ボブゲと言えばキラル☆って方も多いと思うのですが、キラルのエントリーされているイラストはどれもタペストリーにはなってないから、希望する方が多そう。時期的に咎狗の掲載がないのが残念ですね。


4.復刻SSをめざす人気投票

すごい量ですね…

これまで掲載されたSSが一覧になっているんだけど、膨大な量で驚きました。嬉しいのはちゃんとカップリング表記まであるところ。ココ大事なところだよね。

ゲーム内では語られなかった部分や、もっと余韻が欲しいときこそクルビSSの出番なワケですよ!特に好きなタイトルやカプだったりするとかなり嬉しい。

ゲームが発売される前の導入部分として全体の雰囲気を掴んだり。また、後日談としてさらに物語を楽しむことができる。

クルビに掲載されてるSSやそのグラビアは、個人的に非常に価値の高いものだと思っている。これがあるから買おうという気持ちになる大きな理由のひとつですね。

上位10位まで入賞したものをクルビで掲載するそうです。


5.BLゲーアーカイブ本をつくろう!プロジェクト

BLゲームをまとめた本」をつくろう!

確かにそういう本ってないよね?言われてみれば。これ実現したら本当にすごいと思うけど、どこまで収録するんだろ。商業のみ?

クラファン検討してるとのことですが、内容によっては支援もアリかなと思ってます。今はちょっと漠然としててアレですけど、どこまで網羅するか…。

あとね。もしこれが完成したら、アーカイブにあるゲームをプレイしてみたいって人絶対出てくると思うんですよ。

ここをアニメイトGAMESなんかのDLサイトと連携すれば、業界全体の収益には繋がってくると思う。もちろんDLサイト側の整備は必要ですが。

ただ中にはブランド消滅してて新規販売難しいゲームもありますよね。そこはやっぱりこんなゲームがあったんだよっていう紹介だけで終わってしまうのか…。

でもまあ、面白い企画出てきたな…とは思ってます。


6.第3回BLゲーム大賞開催

えっ、早くない!?
間隔が…。

第2回がまだ記憶に新しい。そのときの記事👇

penkichi-201902.hatenablog.com

 

エントリー作品 Vol.102(2021年2月4日)で発表
投票開始 Vol.103(2021年4月4日)から

実を言うと第2回のときは全く投票してません。理由は選べなくて。悩んでいたら終了してた。今のこのタイミングなら出揃っている感はあるので、次回は是非参加してみようと思います。


7.新情報

こちらについては今回雑誌の発売前に作成している記事なので載せてません。気になるタイトルの新情報は直接本誌でお確かめください。


電子版が安く買えますが、100号記念のハガキ応募はできないんじゃないかと思うのでオススメは紙媒体です。

BL雑誌 Cool-B 2021年9月号 Vol.99 感想 東京24区-祈- Friendly Lab CAGEリメイクなど

ペン吉夏休みです。

マンガ読んだり、アマプラでアニメ観たり、モンストのドクターストーンコラボでまったり過ごしています。完全に引き籠ってます!


クルビVol.99発売になりました。

次号はついに100号かー。昔は『微熱王子』というタイトルで発刊されていたCool-B。微熱王子という響きがものすごく懐かしく感じる。

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今回は橋姫の川瀬が表紙。

大きく古書店街の橋姫々の特集やってますが、基本これまで雑誌に掲載されていた内容とあまり変わらんので、新しい情報が載ってるところだけ感想してきます。

 

 

Switch 東京24区-祈-

 

PC版⇒Switch移植。これは前号でも発表ありました。今回は具体的にどのへんが追加になるのか…というのが気になってたんですが。

なんと蓼丸の新エンディング追加!おおー!!

蓼丸はルート制限かかっていて、他の3人を攻略しないとルート開かない仕様でした。とくれば必然的に真相ルートと扱いとなり、ラストは大団円って感じだったんですよ。

ただこれがかえって蓼丸らしさが控えめになってしまった感がありました。

そういう点では他のキャラの方が、主人公晟尋と一緒に問題を解決していく流れですごく面白かったんですよ。

まあ蓼丸に関して言えば他のキャラのBADに必ず絡んできていたので、そっちの印象の方が強すぎたというのもあるんですが。

私の中ではBADの蓼丸が非常に生き生きしてたので、Switchでは彼の得意な暗躍っぷり根回し技を思う存分発揮していただけたらなーと思ってます。


代表的な追加内容
・蓼丸エンディングの追加
・書き下ろし後日談・新規CG
・エンドリスト追加

発売は2022年予定。

恐らく新規CGについては、今後のCool-Bで紹介されていくでしょうね。楽しみにしています。

 

Friendly Lab

 

『なぞがナゾを呼ぶTennenouji新作の続報が爆着』ということで、ゲーム内の画面まわりや被験者ニシくんの入浴シーンが掲載。

このゲーム、閉じ込められた2人の男性に様々なアクションを行い、彼等にどのような影響を及ぼすのか?を実験するのが目的のようです。

2人の反応を見て楽しむゲームとのことですが、果たして本当にそれだけなのか。もしくは、そこから記憶喪失である彼等の記憶を探り出すことにも繋がっていくんでしょうか…。

新しい情報は出たものの、まさになぞがナゾを呼んでいるところであります。

画面見る感じだと、なんとなく育成ゲームを思わせる雰囲気。

てんねんさんの新作なので興味はあるのですが、ここまでの情報だとちょっと手を出してもいいものなのか判断しかねるところです。

発売は2021年予定。10月頃にはPVが公開されるようです。更なる続報に期待。


CAGEリメイク

 

リメイク本誌初掲載!やったー。
ようやくクルビで取り上げてもらえるようになって嬉しい。

クラウドファンディングは約1700万円という驚異の数字を叩き出したのが、まだ記憶に新しいところです。

PCクラッシュが原因で1度ロットアップしたタイトルですが、ついにクラウドファンディングによって再び現世に舞い戻ることになりました。

プレイしたいけどゲームソフトが売ってなくてできない!って人、結構いるんじゃないかと思うのです。

クラファンは既にプレイした方はもちろんのこと、未プレイだけどリメイクを待っていた方もたくさん参加されたんじゃないでしょうか。


このゲームはOPENとCLOSEのディスク2枚仕様で、それぞれ攻略できるキャラが違っています。今回はOPENメンバーの新しい立ち絵が公開。

ふぉぉ~。みんなカッコいい。

個人的に今1番楽しみにしているボブゲですね。

1度プレイはしているものの、今回はかなり手を入れてのリメイクとなるため、同じ内容のゲームでも印象とかずいぶん変わってくるんじゃないかと思ってます。

一番大きいのはやはり声がつくことですね。そして上でも触れたように立ち絵から一新しているため、ほぼ新しいゲームをプレイする感覚になりそう。

リメイク版
・フルボイス実装
・全立ち絵・スチル差し替え
・スチル450枚に増量
・目パチ口パクあり
・シナリオ修正加筆変更

ほか演出・UI強化、FD制作も決定してます。

これで予定価格4,000円前後って破格じゃない??年内リリースを予定。順調にいけば年末年始で遊べたりして。

楽しみなことには変わりないのですが、焦らず体調と相談しながらじっくり作って欲しいなーと思ってます。

そしていつかクルビの表紙を飾って欲しい☆

 

ほか

 

ディストピアの王
半左・アンジー・水明クンの攻略チャート掲載。SSがすごく面白かった。あのアンジーがこんなにカワイイ奴だったなんて最初は思いもしなかったよなー。

・贄の町-いろむすび-
おおー!新しいキャラが何人も紹介されてる。発売が2021年から2022年へ延期。

・患者Sの救済
攻略キャラのエロCG公開。

三島君の万歩計の絵。コレどこかのクルビに載っていたような気がするのだが…。アへ顔で。もしかして修正になった?それともここからアヘるの??

発売がいよいよ来月なんだよね。意外に胸アツ展開になりそうで、今からものすごく期待してる。


 

BLゲーム ディストピアの王 フルコンプまとめ 特典ドラマCD・SS ネタバレ感想

デ王フルコンプしましたのでまとめです。
後半は特典ドラマCDやSSの簡単な感想です。

 

 

まとめ

 

まとめはネタバレなしでいきます。

デ王、予想を裏切られたゲームでした。

久々ですね、ボブゲでここまで笑ったの。すごく面白かったです。

最初はバンドもので、主人公がスターを目指すために様々な障害を乗り越え夢を叶える的なストーリーかと思ってたんですよ。

所謂これがメインストーリーで、各キャラルートで相手キャラの掘り下げとスターになる道筋が違うってだけの。

もちろんそういった話もあるんですが、全く予想してない展開がありましてですね。

攻略キャラ4人のうち2人については、バンド活動とかスター目指すのはどこへいった??となるくらいスターへの道は遠のきますが、ドシリアスかつ壮大なテーマに大変ビックリいたしました。

このゲーム最大の特徴は主人公そのものと言って過言ではないかと思います。良くも悪くも主人公・桐久の王様気質と、プレイヤーすらも疑問に感じる揺るがないポジティブ思考。

まったくその自信とやらは一体どこからやってくるんだよ?って思うくらい眩しい主人公でした。

今だから言えますが、このゲームがCool-Bで発表になった時、この主人公は正直苦手なタイプかもなーって思ってました。

これが雑誌のSSを読んだり、1人・2人とプレイして中身が見えていくうちに1番好きなキャラに変化していくという。なんとも不思議な現象を体験できます。

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デ王はプレイしてみないと、面白さがなかなか伝わりにくいかもしれません。

これからプレイしてみようか迷っているようであれば、迷わずポチっていいと思います。どうせ買うならどこか特典つくところで買われた方がいいと思いますよ。

ピルスラさんは特典としてドラマCDやSSを積極的に付けてくれるので、第一印象で好きなキャラのとこを選んでいいと思います。

私は水明クンが気に入ったので彼の特典つくところは全て買いましたが、今は全員のドラマCD聴いてみたい、SS読んでみたいなーと思うくらい、攻略キャラが非常に魅力的です。


ほかゲームシステムは相変わらず快適でしたし、声優さんたちは間違いところで固めてきているので違和感覚えるところは皆無です。

それと今回絵が全体的にキレイなものが多く、痛々しいシーンでも見入ってしまいましたね。

特に表情がイイ。

何より水明クンが童顔なのにオットコ前でかっこよかった。どこぞの店舗特典に描き下ろしイラストがないのが残念で仕方ない。

2021年8月4日発売のCool-B Vol.99では、アンジーと桐久の新規描き下ろしイラスト&SSが掲載されるようです。いつかどこかで水明クンと桐久のも載せて欲しいなー。


FDが出るなら勿論プレイしますが、いつかの次回作も立石涼先生の絵だと泣いて喜びます。

以上、ゲーム全体のまとめでした。 

このあとはドラマCDやSSの簡単な感想です。
ネタバレしてますので、ご注意を。 

 

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特典ドラマCD・SSネタバレ感想

 

初回限定版特典ドラマCD『キング・オブ・ゲーム』

 

笑いで死にそうになった。
一番ツボったの。

ふるちんヘリコプター

全員で王様ゲームをすることになったのですが、毎回王様になるのは桐久です。王様からの命令は絶対。

桐久のムチャブリに他の4人が振り回される結果は目に見えているのですが、もう桐久が楽しそうで非常に生き生きとしております。

李京のオネエにビビり、庵士の可愛さに大爆発しました。
 

公式特典設定原画&SS集(全員)

 

SSはエンディングその後じゃなくて、ゲーム内では描かれていない各キャラの生い立ちとか、桐久に会う前の過去がズバリ書かれていました。

エンディングその後のSSは各店舗特典になってるから、こうした内容になったのかな?

SS読んでると、中にはこれゲーム内にあっても良かったんでない?と思えるものもアリ。

特に李京については、菟針李京になる前についてはあまり詳しく語られていないので、このSSって結構重要じゃないの??って思った。

私、どうして李京がここまで情に欠落した人になってしまったのかイマイチ決定打のようなものを感じられずにいたんですよね。

彼のルートでは最初の方からワケもわからずエグいシーンが続くので、プレイしててダメな人はそこで拒絶してしまう人いるんじゃないかと思う。

エンディングまで迎えても、これまでされた仕打ちを考えると桐久のようには思えないよってなるかもしれない。

それでもこのSS読むと、李京の残酷な振る舞いやセリフについても繋がってくるので、SS読む前と後ではキャラに対する印象も変わってくるのではないかと思っている。


デ王の攻略キャラで、半左は幼馴染かつ最初から桐久のこと好きだったから比較的キャラの心情がわかりやすいと思う。

でも、ほかの3人については桐久を好きとかいいなって思う前に、自身の問題にケリをつけないとなかなか好意を抱くまでには時間かかっているかと思います。

そうした点から、攻略キャラ視点のSSは本当に貴重。

ゲーム背景を深く知りたいのであれば、公式のSS集はアリだと思います。


設定資料集なだけあって、人物紹介・一般的なパーソナルデータ・略歴が載ってました。ここのキャラクターデザイン解説や作画解説が良かった。

こうした雰囲気を出したいとか、こんなところを注意してみたとか、そういうの。

作品を作り上げていく上で、作り手の考えや思いを知れるのは、プレイヤーとして非常に嬉しいです。


あと1番驚いたのが九銛さんの32歳という年齢。

え?こんなに若かったの!?

だって本人、自分のことおじさんって言ってじゃんね。ライブ用のズラとかさ…これもう狙ってるとしか思えないんよって。

ゲームからしておじさんを前面に押し出してきてたから、どっぷり40代なのかと思ってたペン吉です。バリバリのアラサーでした!

シーガル特典SS『模索可能な未来のこと』

 

やべ。

桐久の尻を作り替える話が、ラストで桐久両親のセックス話聞いて泣きそうになったわ。


水明クンの両親が殺された日。オカンが父の友人に強姦され殺されたのを目撃してから、彼のセックスに対する認識は歪んでしまっている。

彼曰く、セックスは愛を確かめ合う行為ではなく単なる道具だと言う。本人がそう言うのだから、間違いはないのかもしれない。

ただ私は果たして本当にそうなのか?と疑問に思っている。

これはゲームをプレイしている時から思っていたんだけど、愛…めちゃくちゃあるよね??

そもそも疲れた身体に鞭打って、寝る間も惜しんで尻を作り替える行為自体…

愛がないとできなくない?

ねえ、ちょっと。そこんとこどうなん??


さいころ突然両親を奪われ、そこから必死に這い上がってきた水明クンですが、何より欲しかったのは家族なわけで。

その家族になろうと言った桐久の尻を作り替えるということは、自分だけがして許される深い絆を持った関係を築くことでしょ?

テクニシャンな彼のことだから、尻作り替える=桐久のことをセックスで繋ぎとめておきたいように思えてしまったんだけどさ。

何て言ったらいいの?好きだからセックスするんじゃなくて、セックスという行為で好きを表現してるの。

だって私から見たら、水明クンは桐久にベタ惚れなんだもん。

常に自分だけを見て欲しくて、俺なしじゃダメってくらいにはしたいんでしょ!!そういった意思を感じてしまう。


引越しの時、業者の人を家の中に入れたくないっていうのは、あの父の友人事件が原因かと思うんだけど。

家族と過ごす大切な場所へ他人を入れたくないのは、今度は絶対に壊されたくないからなのかなーって思うと、ちょっと切ないですね。

普段は紳士的に振舞っている水明クンですが、時々子供っぽいところがチラチラするのが本当にカワイイです。

 

Amazon特典ドラマCD水明×桐久『あの日と同じ、部屋の中で』

 

ラブホを経営する支配人さんのお見舞いに訪れた2人。またあのピンクの部屋に泊まることになったようです。

水明クンは早くセックスしたいので『ヤリましょうのどぎつい視線』を送るも、ワザとやってんのかってくらい伝わってなくてワロタ。

彼の意思がしっかり伝わったあとの自信に満ちた桐久の「さあ、来い!」に、やっぱりこれこそ安定の桐久だよねーって思ったわ。

「色気ない」とか「アンタが喋ると興が削がれる」とかこのあたりのシーンで、半左の時も「喘ぎが汚い」とか言われたのを思い出してですね。爆笑してしまった次第です。

これまでのボブゲで、こんな色気のない主人公っていた?ってくらいには桐久って異色かと思うんですけど。

エロいとかカワイイとかそういうのとはまた別のタイプだよね。アホっぽいけど、アホじゃない。この型にハマってないアンバランスなところがイイ。

エロシーンは相変わらず雄みある水明クンの囁きが聞けました。エロくてサド気質なのに、カワイイって最高だね。 

 

公式特典ドラマCD李京×桐久『あの日と同じ、腕の中で』

 

ゲーム本編の終わりがあんなだったのでエロいシーンは難しいだろうなって思ってましたが、濃厚なキスや李京が迫るシーンあり。

このへんはさすがに百戦錬磨の李京先生なので、桐久の怒りものらりくらりと躱していく。


ただドーム内にいた頃に比べると、確実に李京が変化しているのがわかります。

あのエンディングの後の2人ってどんな生活してるんだろうって興味あったので、このCDではそういうのが聞けて良かったと思ってます。

攻略キャラ4人の中で李京と一緒にいる桐久が1番警戒心強いですね。両親を殺され、自身もひどい目に遭いましたから当然っちゃ当然なんですけど。

それでも一緒に生活して李京の変化が見て取れると、憎いという感情よりは本来の李京がどういった人間なのかっていう方が興味があるようですね。

李京が新しい世界で自分を偽る必要がなくなり、『生きる』を実感しながらも満たされていく中。

時間をかけてゆっくり桐久のわだかまりも解けたらいいなーと、そんな風に思えたドラマCDでした。


以上、デ王の特典感想でした。



ディストピアの王 初回限定版 アニメイト限定セット

BLゲーム ディストピアの王 菟針李京 ネタバレ感想

李京まで終えてフルコンプしました。

攻略制限あったので、ここが文字通り真相ルートだったわけですが、ブチ込み過ぎすぎやしないかい??っていうくらいかなり濃厚なルートでございました。

結論から言うとここがピルスラでしたね。

特に李京BADがえげつなかったわー。これはキッついなーって思いながらプレイしてました。

他キャラは、BADながらにも桐久への愛が感じられたんですけど。ここはBADという名に相応しい中身だったわ。

以降、ネタバレです。

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ちょっと李京先生。これはとんでもない先生やわ。

同ブランドから発売されてるボブゲ『神学校』で、オーガスト神父っていう肉欲の先生がいたんですけど。アレとはまた違ったヤバさがありましたね。

李京はデ王攻略キャラの中で1番年上。体験版をやっただけだと、温和でゆるい大人という印象でした。

ところがルート入ってから早々に両親が彼によって殺され、後に数々の拷問受けるという。精神的・身体的に非常に痛々しい時がしばらく続いたんですよ。

いやー、これはハードル高くない?
ここからどうやってBのLに持ってくの??

水責めはプレイしてるこっちまで苦しくなりましたね。

Cool-Bのインタビューで「エグいシーンはあるのか」という質問に対して「カナヅチの方には相当厳しいかも…」ってあったんですけど、コレかーって。

ここで更に李京先生から尻に突っ込まれるワケですが、死と隣り合わせのセックスにメチャ感じまくってる桐久がエロい!

いわゆる『窒息プレイ』というやつですね。脳内に酸素いかなくなって仮死状態に近くなるアレ。

先生もともとセックスはそんなに盛んな方じゃないらしいけど、相当締まって具合がいいらしく、「こんなに締まるなら、今後組み敷く子の首は全部絞めてもいいかもね」なんてサラっとこぼしたセリフに凍りました。

空気を吸うように人殺ししたり、暴力振るうとかね。これはまた相当ヤバいキャラがきたと思いましたね。



桐久両親である博士たちですが、結果的にはユグドラシルの真実を隠蔽していた…ということになるよね?

停戦して世の中の情勢から事実を伝える必要性もなくなってきたし、この箱庭で安全に生きていけるなら現状を維持しつつ…いざという時は軍事設備だけ動かせるようにしけておけばええんやで?と、長い時間をかけてそうなっていったのだろうか。

このへんは、良くも悪くも歴代の博士たちの意思をそのまま継いだということになるのかね。ただ息子には外へ目を向けて欲しいメッセージ性は残ってましたけど。

博士の後継者として育てられてきた水明クンはどこまで知ってたんだろ。

水明クンと言えば李京ルートで彼が助けにくるシーンがあったんだけど、嬉しくて泣きそうになったね。あのときは「桐久!迎えが来たぞ!!」って本気で思った。



李京が生きていくために、自分の友人であるホンモノの菟針李京を殺害し、彼のコピーとして長年成りすましてきたワケですが。

李京がZ地区で過ごしてきた惨めな生活は、そもそも何が発端になっているのか。自分を捨ててまで他人に成り代わる選択をせざるを得なかった背景には、どんな事実があったのか…。

こういうのが李京で言うところの「真実を知りたい」になっていったのかもしれない。

結局どんな拷問を与えても桐久に言う事をきかせることはできなかったけど、桐久が提示した「言う事を聞くかわりに全部終わったら李京を殺す」にはアッサリOKしてた。

ここからの李京の変化が見どころですかね。

100%ではないにしろユグドラシルの歴史を知り、隣りには親の仇をうつために自分を殺そうとする博士の子供。

これに運命的な何かを感じてしまうあたりは李京らしいなと思いましたね。そもそも出会いからして、李京にとって桐久は興味を引く対象だったでしょうし。

どんな困難にも屈しない強靭な精神力を持った中身を持つ子でもありながら、熱でうなされれば人並みに誰かに縋ろうとする素直なところも。

こういうのを羨ましいと表現する李京にグッときたよ。

最初、桐久は真実を知るための道具だったけど、ここから可愛らしいと思える存在へ変化していくシーンはお見事でした。


ラストは2人でユグドラシルで守られた世界から、トウキョウの外で生活してくことに。以前とは違った、どちらかと言えば不便を強いられる生活。

当然桐久は李京のしたことを許してはいないし、いつかはこの手で彼を殺すのは自分だと思っている。

そういう気持ちはずっと消えないんだろうけど、この時点で殺してないところを見ると、今後そうした行動に出ることは可能性は限りなく低いでしょうね。

あの『この世の終わり』という境界線で、これまでの李京が終わっていると認識しているようなので。

今は復讐を果たすより、明らかに変化した李京の行く末に興味がある。そんな感じだった。

李京ルートはラブラブハッピー大団円!っとしたエンドではないけれど、2人が真実を掴み取ったことで、新しい人生が始まったともとれるエンディングだったなと思いました。



いつかまたユグドラシルがドームを開ける日がやってくるのだろうか。

ドームの中の人々が真実に目を向けた時、外の世界と再び交わる可能性が訪れるかもしれないことを期待しつつ締めくくりたいと思います。

次回はまとめと特典の感想あたりを載せたいですね。



↓↓ デ王 フルコンプまとめ 特典ドラマCD・SS ネタバレ感想 ↓↓
penkichi-201902.hatenablog.com

 



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