腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

BLゲーム 患者Sの救済 三島春輝・皆川学・安田光雄 ネタバレ感想

マーダー工房新作『患者Sの救済』さっそくプレイしてみました。

 
患者Sの救済 PCダウンロード版


ペン吉の中でマーダーさんと言えばズバリ『裸執事』です。これ当時フルコンして、いろんな意味で衝撃的なBLゲーだったんですよね。

これまで私がプレイしたことのないタイプとでもいいましょうか。とにかくバカバカしくてどんだけ笑ったか。ぶっちゃけ万人にはオススメできないんですけど。

総攻め主人公がやりたい放題。ありとあらゆる凌辱の限りを尽くしますが、まったく暗い気分にはなりません。むしろ公式の執事愛が凄まじい。

たまにペン吉の理解できる範疇を超えましたが、このショッキングなブランドさんの新作ならば遊ばないワケがない!

ということで、クラウドファンディングを利用してパッケージ版を支援させていただきました。

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さっそく感想へいきたいのですが、ちょっと攻略に手間取りまして。すでにフルコンプ済ですが、感想を2回に分けることにしました。

今回のお話は病院モノ。

白衣あり、メガネあり、難病あり。ボブゲ的な視点から言えばウハウハな設定じゃないかしら。

5年以内の死亡率100%という、通称『キャンドル病』

主人公の空歌もこの病気に罹患しますが、なんと彼にはこの病の特効薬になりうる『万能阻止因子』の保有者だった。だがしかし!彼自身に効果はない。

他の患者にこの『万能阻止因子』を摂取してもらい、彼等の治療データをもとに特効薬を作ろうって寸法です。

で、体液ならなんでもいいそうですが、1度にたくさんの体液となると『精液』が妥当らしく…(キタヨキタヨ)

医師でもありこの病気の研究者でもある渋澤先生と結託…協力してもらい、患者たちに治療を行っていくという感動的医療ドラマ…と言えば美しいのでしょうが。

実際の治療って、ぶっかけ・フェラ・セックスなんですよ。

そして彼は先生から与えられた特権(病院内で主人公の言うことには何でも従わなければならない)を使い、治療という名の性行為に及びます。


いやー、すごいよね。治療と言えば聞こえはいいけど、これ完全に空歌の独壇場やん。

強引な設定に最初はニヤニヤしてプレイしていたんですけど。各キャラのエンディングを迎えるうちに、みんなの残されている時間は僅かであるとわかり非常に複雑な気分になっていきました。



ここからネタバレしてるので、未プレイ方はご注意ください。



これまでの感覚だと、攻略したいキャラに通い詰めてアレコレ選択肢を選んでいけばそのキャラのエンディングへっていうのが王道かと思うのですが…。

患者である春輝君・皆川さん・安田さんを攻略したけど、どのエンディングも主人公の空歌かお相手のどちらかが死んでしまい悲しい結末しか見ていません。

では、ここからキャラ別の簡単な感想です。

 

 

三島春輝

 

 

美しくカワイイ子。

性格も大人しくあまり自分のことを主張したりしない子ですね。性的経験は一切なく、空歌に治療だからと強引に快感をもたらされていく姿が非常にエロいです。

絵面的にも美しいので、ショタや美少年が好きなお姉さまにはオススメしたい。

話を聞くと、どうも家族からは厄介者扱いを受けているようで、ここが自分の死に場所だと諦めている様子に悲しくなってきた。

空歌自身、春輝君のことをカワイイと思っているようで他の患者とは明らかに接する態度が優しい。

ただそんな中、何度も同じような治療行為に及んでいるとチンチンがストライキを起こし勃ちにくくなってしまっているようですwww

そこで渋澤先生から渡された道具を使用して新たな刺激を得て勃ちあげようって…だんだんエスカレートしてきてんなー。渋澤先生の渡してくる道具が本気でいやらしい。

なんかね。エロ視点と治療視点のどちらで見たらいいか途中でごっちゃになってきてるんよね。

空歌の懸命な治療行為に、自身で「病気を克服し退院しよう」という意思が芽生えた時は感動してしまった。

 

 

皆川学

 

 

メガネきたぜ★

これはまたすげー、どツンなキャラだね。

こんな堅物兄さんが本当にケツ出してくれるんかよって思って通ってました。

人物紹介にあるように、エリートなサラリーマンだけど性格は腐っているってやつです。ただ3人の患者の中で唯一、本気で治療して退院したいと思っている人でもあった。

こういう兄さん、理詰めで説得しないとなかなか協力してもらえないのかな…とも思ったんだけど。渋澤先生の助言と特権をフル活用して治療に当たりましたよ。

神経質なツンツンキャラを、なんやかんや屈服させたいドSな姉さんにオススメしたいキャラですね。

基本人を見下している人なので、性行為も自分が主導権を握っていると勘違いさせれば積極的になってくれた姿は微笑ましい。

ただ私、皆川さんの負けん気な性格嫌いじゃないよ。

むしろどんな状況になっても、自分の力で戦って勝ち取ろうという意思を強く感じた。

空歌のことは「バカでどうしようもない奴」だって言っていたけど、「お前も病気克服して這い上がってこい」って言われているような気がしましたね。

どちらか一方が施しを受けるっていうんじゃなくて、治療したデータが結果的に空歌の命を救うことになる。言わば対等な関係ってやつ。

共に戦った戦友として、隣りに立っていて欲しかったんじゃないのかな?とそんなことを思ってしまった。

 

 

安田光雄

 



40歳のおじさん。

私、安田さんを初めて訪ねた時軽いショックを受けた。実はもっとおっとりしてて、空歌の話をうんうんって聞く優しいおっさんかと思ってたんです。

そしたらすごいグイグイくる人で、話すネタも若干寒さを感じました。

しかもめっちゃドM!

テキストにもあったように、イイ感じで肉が乗ったお腹とかお尻とか。妙に表現がリアリティ。

一番びっくりしたのは、ヤッてる時の喘ぎ。病院中に響き渡ってるんでないか?ってくらいの叫び声でたまげました。

態度では『恥ずかしい治療でもドンとこい!』って感じなのに、いざ行為に及ぶと照れる顔とか恥ずかしがるところとかね。懸命に照れ隠ししてんのが、もうなんかたまんないんだわ。

これ、素質のあるおじさんを開拓するのが好きな姉さんにはオススメ。打てば響くって言うんでしょうか。基本は心根の優しい人なので無害ですが、快楽には貪欲な印象を受けた。

ただしこれは「空歌だから」という理由があるからなんですけど。私、これが最初全然理解できなくて。

何度も会話したり治療していくうちに「いい子だな」っていうならわかるんだけど、安田さんは最初から100%空歌のこと受け入れていたやん?

ここのルートは珍しく空歌が安田さんに執着してて、彼の本音を探ろうとした。

自分が特効薬のカギとなる『万能阻止因子』を持っているせいで、皆を救わなければいけないという重大な役目を負うことになってしまった。これを安田さんにブチまけるんですね。

これはやっぱり年の功なの?この人なら弱音を吐いてもいいって思わせる安田さんスゲー。

 

 

以上、患者3名のルートを攻略した感想となります。

ただ精液を与えて治療してるってわけじゃなくて、ルートを繰り返すごとに患者の精神的な部分にも迫っている。

『病は気から』とはよく言うけど、やはり本人に治そうという意思がないと難しいよね。

ここまではまだ救済とまではいってないんだけど、次回の感想記事で大団円の感想を書こうと思います。



↓↓ 患者Sの救済 フルコンプ 渋澤秀司など ネタバレ感想 ↓↓

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