腐ったゲーム箱

SwitchとBLゲームのプレイ日記です。

BLゲーム パウダーグレイ ネタバレ感想

cream△さんの『パウダーグレイ』届きましたので、さっそくプレイしてみました。

インストールの際、プログラムの実行をしてもメニュー画面が黒いままで先へ進むことができなかったのですが、メールで問い合わせしたところすぐに対応していただき助かりました。

パッケージ版の場合は、ディスクのフォルダ丸ごとデスクトップなどのPC上にコピー。その後『powdergray.exe』の実行でプレイ可能となるようです。

現在公式サイトで詳しい手順がUPされています。
 
👇パウダーグレイ公式サイト
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本作は雑誌Cool-Bでサークルさんの存在を初めて知り、ステラワースで購入しました。特典のカードはフォトフレームに入れてみたよ。

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ショップの紹介ページでも記載されている通り、プレイ時間約2時間ということで短編のお話となっている。

全体的にシリアスなムードで、ゲーム中の音楽から絵の塗りまで統一感がすごいなーと思いましたね。淡くて儚い感じがよく伝わってきました。

そして季節は冬。寒い時期にやるにはピッタリなゲームかと思います。

主人公のほか、攻略対象と言っていいのか…お相手は2人。医師の幼馴染と快楽殺人犯。

快楽殺人犯って、もうそこから普通じゃないやんね。

余命1ヶ月の主人公とこの快楽殺人犯。一体どうやったらLOVEに至るのか。切ない話が好き、ヤンデレもいけるぜ!という方には是非手に取っていただきたいゲームです。

フルボイスに主題歌ありで、PVもオサレ。


同人BLゲーム【 パウダーグレイ】OP



では、ここからゲームの感想となります。ネタバレしない自信がないので、ここから先はバレOKの方のみお進みください。


愛で死を繋ぐサイコサスペンス

愛と死。このフレーズだけでドラマティックな展開を想像してしまいますが、ゲームを終えた今なら言える。

いい意味で裏切られた。

まさにこれが私の答えです。

主人公・さとみは、小さいころ事故で大怪我を負う。これが原因で長くは生きられない体に…。死の宣告を受けながらも、今なお生き延びて死を待つだけの人生。

そして引越してきたばかりの町で偶然目にした殺人現場。とにかく冒頭から『死』の影が悶々と漂っているワケです。

殺人犯・染(せん)は『死』、一方の幼馴染・文世(あやせ)は医師でもあることから『生』をイメージしてるのかなって思っていたんですが…。

これが物の見事に逆転していく様が見どころでした!

でも文世のラストで、さとみは生きている。生きているけど、限りなく『死』に近い。

そして染のラスト。さとみは死んでいるけど、むしろ『生』を感じさせるような終わり方だった。

『死』というと暗くて寂しいイメージなのに、こんな愛に溢れた死もあるのか…と驚きました。

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ただ快楽殺人犯である染が、仮にさとみと共に過ごしたとして。人を殺したいという感情はそう簡単になくなるものだろうか…。ここに何かもう一押し欲しかった。

そして染と業務提携をしているというラムシン。謎多き人ですが、彼のことがもっと知りたいです。

おいどんは!

文世については、さとみのこと好きで好きで仕方ないんだろうなーって思ってましたが、まさかここまできていたとは…。これも所謂愛のカタチというやつなんでしょう。

さとみにも弱さがあったように、彼にもまた闇がある。どちらも互いに依存し続ける愛でした。

冒頭からいろいろ唐突に始まりましたが、終わってみれば染のラストにじわわっとなった私がいます。

エロに関してはアッサリ目ですが、やはり声の力はすごい。ボイスがつくと一気にエロ度が上がりますね。

全体的に一貫性があって、雰囲気がすごく良かったです。次作も出るようならプレイしてみたいと思いました。